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「大舞台に向かう自分」を励ますときの秘訣は自分を「あなた」と呼ぶこと

「大舞台に向かう自分」を励ますときの秘訣は自分を「あなた」と呼ぶこと

大事なスピーチやミーティングを控えて、気合を入れなくてはならないとき。「私ならできる」ではなく、「あなたならできる」と、自分に話しかけてみてください。

『Journal of Personality and Social Psychology(人格・社会心理学ジャーナル)』に掲載された研究によると、自分を励ますときには、一人称の代名詞を使うより、二人称の「あなた」や名前で呼びかけたほうが、はるかに効果的なようなのです。ミシガン大学のEthan Kross氏率いる研究チームは、初対面の相手に良い第一印象を与えたいと思っている人、および、公の場でスピーチを控えている人を対象にした心理実験で、ストレスレベルと課題のできばえを検証しました。被験者を2つのグループに分け、一方には、不安を鎮めるために本番前に「私」や「自分」といった一人称で自分に呼びかけるよう、もう一方には、呼びかけに「あなた」などの二人称代名詞か、自分自身の名前を使うよう、指示を出しました。

呼びかけに一人称を使ったグループより、一人称を使わなかったグループのほうができばえが良いという判定が、客観的立場にある評価担当者から下されました。

これらの実験結果から、自分自身に呼びかける時に使う言葉をほんの少し変えるだけで、社会的にストレスがかかる状態に置かれた人の思考や感情、行動をコントロールする能力に違いが出ることがわかりました。しかもこれは、ストレスに特に弱い人にも当てはまります。

同実験ではさらに、一人称以外で呼びかけた被験者は、課題終了後も、恥ずかしさや猜疑心に悩まされにくいことが明らかになっています。

Self-talk as a regulatory mechanism: How you do it matters | American Psychological Association via Harvard Business Review.

Mihir Patkar(原文/訳:長谷睦/ガリレオ)

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