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マイクロソフト新CEOサトヤ・ナデラ氏の考えるリーダーシップにおいて重要な3つのこと

マイクロソフト新CEOサトヤ・ナデラ氏の考えるリーダーシップにおいて重要な3つのこと

Inc.:マイクロソフトの新CEOに、サトヤ・ナデラ氏の就任が決まりました。彼は「テクノロジーを通じて世界を変える」というミッションを掲げています。この崇高な目標をナデラ氏が達成できるかどうか判断するのは時期尚早ですが、今回は彼の行動を支える仕事哲学について耳を傾けてみましょう。先日公開されたニューヨークタイムズ誌とのインタビューにおいて、ナデラ氏はマイクロソフトにおける22年間の経験を振り返り、リーダーシップについて語りました。以下に紹介するのは、マイクロソフトの将来を担うこととなった新CEOが語るリーダーシップにおいて重要な3つのことです。

自分の任務にだけ集中せよ

ナデラ氏は、年間の業績評価の際に、前CEOスティーブ・バルマー氏に自分の業績を前任者と比べてどう評価するかと尋ねました。バルマー氏はこう答えました。「どうだっていいじゃないか? 置かれている状況が大きく異なるのだから。私にとって重要なことは、君がどのように自分の責任に対して采配をとってきたかということだけだよ。ただ自分の任務に集中してほしい。比較対象を意識するのではなく」

ナデラ氏はもっと直接的な回答を期待していたものの、バルマー氏の助言によって大きな学びを得たと語っています。「そのとき私が得た教訓というのは、地に足をつけて仕事に取り組まなければならない。また、自分の任務に対して、徹底的に真正面から向き合わなければならないということです」

リーダーの役割はチーム全体の自信を高めること

ナデラ氏にとって、最初のリーダーシップに関する学びは、学生時代のクリケットの試合における経験だったと言います。ある試合で、チームのキャプテンは、本調子ではなかった彼をいったん担当ポジションから外すことにしました。そして、試合の最終局面でキャプテンは彼を再びポジションに戻しました。「なぜ最後に自分のポジションに戻してくれたのか、結局キャプテンには尋ねませんでしたが、彼はそうしなければ私の自信が粉々になると分かっていて、その決断をしたのだと思います」とナデラ氏は振り返ります。

「それ以来、私は以前よりもずっと多くの点数を取れるようになりました。あの時のキャプテンの決断は、いつチームに介入すべきか、いつチームの自信を高めるべきかということついて、重要な教訓を含んでいます。それは、リーダーに求められるもっとも大切なことかもしれません。自分が率いるメンバーを励まし、メンバーの自信を高めることです」

もっとも優先されるべきはイノベーション

ナデラ氏は今、マイクロソフトのカルチャーに変化を与えることのできるポジションに就きました。ですが、10万人を越える従業員を抱える組織全体を動かすためにはどのような意識・考え方が必要とされるのでしょうか?

ナデラ氏は、もっとも重要なことは「イノベーションを発見し、成長を促進すること」であると言い、それは「組織図や組織内の壁があっては、達成できない」と語ります。「多くの人は組織の仕組みに沿ってプロジェクトを進めることを強く意識しますが、私はイノベーションを進めるための課題がもっとも重要であり、そのためには組織内の壁を越えてすべてを共有することが必要だと考えています」

Leadership Lessons From Microsoft's Satya Nadella |Inc.

Will Yakowicz(訳:佐藤ゆき)

Photo by Pierre Lecourt
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