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お金で「自由」を買ったほうがいい場合とそうでもない場合

お金で「自由」を買ったほうがいい場合とそうでもない場合

アメリカの作家・心理療法士のリチャード・カールソンの言葉に「時は命なり。時計の針は時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのだ」というものがあります。

「若さをお金で買えるならいくら払ってもいい」という年配の方の言葉を聞いたこともあります。

実際に「時間をお金で買う」ことは不可能ではありません。ただしその金額で妥当な対価が得られるかどうかは、事前に考えてみる必要があります。

今回は「どんな時に時間を"買う"べきか」、またその金額が妥当か否かの計算方法をご紹介します。

* この記事は、受講生21万人を超える日本最大級の独立系ファイナンシャル教育機関「ファイナンシャルアカデミー」代表の泉正人さんに、「お金」と「自由」をテーマに寄稿いただいたものです。

二度以上繰り返すことには時間を使わない

私は家庭の中で、「二度以上」「定期的に」行うことに、頭と時間を使わないようにしています。

たとえば、食器洗い。これを行わないと当然、汚れた食器が溜まっていくので洗わざるをえませんが、毎日10分かかるとすれば、まずここに時間を使うのをやめてみる、という考え方をしてみましょう。

食事をすべて外食にする、家事代行サービスを使うなど、いくつか方法があるかと思いますが、ここでは「食洗機を買う」という方法を考えてみましょう。

この場合かかるコストは下記のようなものが考えられます。

金銭的コスト:食選機の購入費約5万円+水道光熱費

時間的コスト:食洗機に食器を入れる毎日1分の時間(毎日9分の節約)

食洗機の購入費5万円に対して、毎日9分の節約=月間270分(=4時間30分)の節約ができることになります。食洗機が5年間の寿命と考えると、270時間の節約。つまり5年間で33日の労働時間(8時間の勤務時間として算出)の節約になるのです。

そのコストが5万円だとしたら、1時間あたり200円以下のコストとなるので、自分の時間を時給200円以上のところに回すという判断ができるでしょう。

一見、5万円は高いと感じますが、「自由な時間を買う」という意味で時間的コストも含めて考えてみると、案外悪くない(というよりかなりお得に)感じられるのではないでしょうか。

買った「自由」は人生の質の向上に使おう

こうして「二度以上」「定期的に」行うことの時間をお金で買ったら、逆に一度限りの作業には、時間をタップリとかけてもいいでしょう。たとえば、家具選びや、模様替え。家具を選ぶために、たくさんのインテリアショップを回ったり、模様替えのアイデアを考えたりする時間は、多くの人が楽しいと思うはずです。

これは食器洗いのようなものとは違い、クリエイティブな作業。自分のためによりよい空間を作るという時間は、毎日、毎回のルーティーンではないために、他の作業の節約でできた時間(他から「買った」自由な時間)をあてていくことで、ライフスタイルの質を高めることができるでしょう。

(泉正人)

Photo via Shutterstock.

泉正人

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