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データ信者の陥るワナ:本の良し悪しは単語数では判断できない

データ信者の陥るワナ:本の良し悪しは単語数では判断できない

人は皆、物事を"測定"します。私たち自身でさえ測定され(もちろん正統な理由がある場合もあります!)、量で表されうる時代にあって、数字無しで生活することはほぼ不可能だといえるでしょう。

しかし、マーケティングに関する多数の著作をもつセス・ゴーディン氏によれば、「計測を避ける」という考えを持ち続けることに価値があるのだというのです。新しいコンピュータの仕様一覧を調べたり、あなたの好きなSNSでフォロワーの数を比べたり、どれだけ速く仕事をこなせるかということなど、我々の体験を測定する方法は無限にあります。しかしセス氏曰く、これらの数値はしばしば、我々が実際に世界をどう体験しているかとは関係がないのだとか。

単語数を測定することはとても簡単ですぐにできることですが、本の良し悪しを単語数で判断することはできません。

我々は測定する対象を新たに生み出し続けています(例えばプロセッサ速度、熱放出量、段組のインチ幅など)が、それらの測定値が、私たちが気にする質や衝撃の大きさを実際に表しているということはめったにありません。測定可能なものの測定をやめるには根気が必要で、通常のやり方でうまく測定できないものを作り出すことにはさらに多くの根気を要します

セス氏がこう述べる一方で、もちろん、測定するのがよいものもあります。それまでの発達の経過をたどることは我々の目標達成に役立ちますし、より高いスペックが望まれるものもあるでしょう。しかし、全ての数値の裏には真の生活体験があります。それらのうち、感覚的に測定できると感じたもののほとんどは測定できません。

Measuring nothing (with great accuracy)|Seth's blog

Eric Ravenscraft(原文

Photo by Pastorious.
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