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「成長企業の社長に共通する7つの条件」は全てのリーダーが応用できる

「成長企業の社長に共通する7つの条件」は全てのリーダーが応用できる

社長の心得』(小宮一慶著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、人気経営コンサルタントとして数々のヒットを生み出してきた著者による、記念すべき100冊目の著作。

まず序章で「良い会社とは何か、社員の仕事とは何か」を定義したうえで、第1章で「社長・社員の基礎力を高める」ための方法を、第2章で「社長が持つべき仕事観」を、第3章で「社長が知っておくべき人材育成の要諦」を、そして第4章で「社長としての人物力」をと、社長が持つべき心得をさまざまな角度から記しています。

きょうは第4章「社長としての人物力」から、「長く成長し続ける会社の社長の条件」を引き出してみます。

謙虚に人の話を聞く

長期間にわたって業績を上げている会社の社長に共通するのは、まず謙虚さ。学ぶ姿勢がしっかりしているということです。つまり「謙虚である」とは、自分の足りなさを自覚し、そして貪欲だということ。(202ページより)

謙虚でいないと感度が鈍る

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉のとおり、社会的地位が上がるほど謙虚でいたいもの。ちょっと成功しただけで傲慢になる社長ほどみっともないと、著者は指摘しています。そういう場合は「社員も家族も本人も恥をかいていることに気づかなければなりません」とも。(204ページより)

常に貪欲に、学び続ける

多くの会社で研修を行なっている著者は、強い会社には共通点があるといいます。それは、社長も研修に参加して熱心に聞いているということ。社長が教育されずに、社員だけが教育されるということはあり得ない。もし、社員が話を聞かないというなら、社長自身が教育される必要があるというわけです。(206ページより)

自分の関心を世間の関心に合わせる

環境変化を読み取り、「なにをやるか、やめるか」を判断し、適切な「起業の方向づけ」をすることは社長に取ってなによりも重要。そのためには世の中の動きを知り、それに応じて短期的、長期的に企業の方向づけを行なうことが大切。

だからこそ経営者が「自分の関心を世間の関心に合わせる」努力をする必要があります。そのための最良の方法は、新聞の一面のトップ記事を毎日読むこと。さらには、人の話を真剣に聴くことによっても、関心の幅を広げることが可能。関心のないことは、何万回見ても見えないからだといいます。(208ページより)

環境変化に対応できる人材を育てる

企業の発展のためには、環境変化に対応できる準備が必要。そのためにも、社長は「変わることが当たり前」という社風を常につくっていかなければならないそうです。そしてそのために、あえて社内に波風を立てなくてはならない場合もあるとか。(210ページより)

心から反省する

うまくいったときは、成功要因を自分以外のところに見出す。失敗したときは、失敗要因を自分のなかに見つける。つまり、自分の技量や徳が足らなかったことを反省するというわけです。反省することがなぜ重要かといえば、それにより同じ過ちを繰り返さず、自分を大きくしていくことができるから。そしてそのベースは、素直さや謙虚さであるということです。(212ページより)

ときに自己否定もいとわない

成功している会社の社長は、常に謙虚に反省するもの。ところが著者は、さらに「反省では足りない。自己否定するぐらいでないと、人間は進歩しない」と主張する社長に会ったことがあるそうです。

人の意見を本気で聴こうと思ったら、あるいは、新しい戦略に切り替えようと思ったら、いったん自分を無にする。それまでの自分を否定するくらい徹底しなければいけないということです。

ちょっと成功したからといって、その自分に満足し、それまでのやり方や考え方を引きずったままでは、新しいレベルにまで行くことは不可能。成長し続けるためにはいまの地に安住せず、さらに自分を成長させ、会社を成長させ続けることが必要だというわけです。(214ページより)

これらを見てみてもおわかりように、社長だけではなく、あらゆるリーダーが応用できる内容。1テーマごとに1つの見開きなので読みやすく、思いついたとき気軽に読むことができます。ビジネスバッグに入れておけば、意外なときに役立つかもしれません。

(印南敦史)

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