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「クラウドワークス」創業者が明かす、起業に際して心に留めたい5つのポイント

「クラウドワークス」創業者が明かす、起業に際して心に留めたい5つのポイント

世界の働き方を変えよう』(吉田浩一郎著、総合法令出版)は、クラウドソーシング(フリーランスワーカーと企業との仕事のマッチングを行うビジネス)の可能性に着目し、創業1年あまりで業界トップへと駆け上がったベンチャー企業「クラウドワークス」の創業者による書籍。

学生時代と社会人になって以降の二度の挫折経験、そしてクラウドワークス始動など、自分史を軸とした構成。そして、その次の段階としてのクラウドソーシングについても、わかりやすく解説されています。そちらも読みごたえがあるのですが、ここではクラウドソーシングを視野に収めていない人でも参考になりそうな第6章「ベンチャー立ち上げを通じて学んだ仕事術」から、「起業」についての思いを引き出してみたいと思います。

1.やりたいことは、すぐにやる

これこそ著者が、自分の半生を振り返って一番に思うことだそう。そして、未熟だからこそ出せる力もあり、会社設立にお金も手間もあまりかからないいまだからこそ、やりたいビジネスがあるならやってみないと損だと主張しています。

ぜひ覚えておいてほしいのは、やらなかった後悔より、やった後悔のほうが、その後の人生に確実に力を与えるということだ。(211ページより)

いまできることがあるなら即実行すべきで、未熟であることをやらない言い訳にすべきでないとも説いています。(210ページより)

2.失敗は大きなチャンス

望んでできるものではないから、失敗の体験とそこから得られる学びが重要。それが、失敗に対する著者の考え方。「失敗を避けようとして、逃げてばかりだと前には進めない。たとえ失敗するかもしれなくても、果敢にトライすべきだ」と強く訴えています。

自信を持って事業に取り組んでいても、失敗するときは失敗するもの。だからその貴重な体験から、他では学べないなにかを徹底的に学び、成長しようということです。(212ページより)

3.まずは自己資金100%で

やりたい事業がわからないなら、まずは自己資金100%で初めてみるべきだと著者は言います。(1)人の出資を受けた場合、ひとたび傾くと責任が重くのしかかってくる。(2)過去に自分のお金を注ぎ込んで起業している実積があると、次に出資を受ける時に有利である。こういった理由があるからだそうです。(214ページより)

4.業界を知り、文脈を創る

さまざまなビジネス経験を積んでいくなかで、著者は「ビジネスは文脈と人脈で成り立っている」ことを肌で感じたそうです。もちろん業界や事業によって、どんなストーリーを描くか、誰とつながっていくのかは変わっていきますが、それでも文脈と人脈を創る必要があることに変わりはないといいます。(216ページより)

5.共感がネットで伝わる時代だと意識する

インターネットで結ばれる人間関係は、決して感情のこもらない無機質なものではない。これからインターネットビジネスを始めようとしているなら、そのことを意識しなければならないという主張。

つまり、ワクワク感や共感が伝わる仕組みを創り出すことが、これからのインターネットビジネスの重要なカギになるということです。(221ページより)

先にも触れたとおり、挫折経験談や好きな演劇から学んだこと、さらにはライフネット生命COOの岩瀬大輔氏との対談など、盛りだくさんの内容。「クラウドソーシング」「起業」「生き方」などさまざまな入り口が用意されている点も魅力のひとつです。

(印南敦史)

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