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企業文化を育むためにスタートアップが重視すべき6つの価値

企業文化を育むためにスタートアップが重視すべき6つの価値

Inc.:「ビジネスとは、何を売るかではなく、何に価値を見出すかである

これは、デジタル広告会社「Sapient」のチーフマーケティングオフィサー、ビル・カナリック氏の言葉です。同社は、デジタル時代のさまざまなアップダウンを、カナリック氏の手腕で乗り切ってきました。

従業員が49人に達したときのこと。会社にとって"文化"が重要であることを知ったカナリック氏は、文化保全のための専従スタッフを2人置くことに決めました。その後会社はグローバルな成長を遂げ、現在では世界に1万1500人の社員を擁するまでに成長しました。大きくなった今でも、スタートアップのときに築かれた文化はビジネスの中心として大切に継承されています。

以下に、同社が事業を拡大しながらも文化を根付かせる上で役立った、6つの価値を紹介します。

常にオープンであれ

「オープンネスに徹しない限り、成長はありません」とカナリック氏は言います。例えば、クライアントとのミーティングがどんなにうまく行ったときでも、チームは必ず、改善すべき点を相手に尋ねます。同社には、"良い"ミーティングはあっても、"十分に良い"ミーティングは存在しないのです。会社を向上させるには、フィードバックに対して常にオープンであることが必要です。

より多くの社員をリーダーに

カナリック氏は、リーダーシップには社内型と市場型のふたつの形態があると考えています。リーダーシップの文化を築くには、多少ストレッチングなポジションに社員を置くことが必要。もちろんこれにはリスクを伴いますが、特に複数のリーダーが必要な場合には、避けることのできないリスクでもあります。万事がうまくいかなくても、それはそれでOK。「社員にリスクをとることを促し、計画通りに行かなかければサポートするという文化ができています」

クライアントに集中せよ

熾烈な競争を生き残ってきたカリナック氏は、「クライアントの成功が何よりも大切」と言います。以前、小売サイトの Amazon プラットフォームを同社に外注していた大規模クライアントが、内製に切り替えると決定したことがあります。カリナック氏は、サイトが閉鎖されることを知りながらも、そのクライアントに対して何の問題も感じていませんでした。担当の社員も同様で、何よりもその日を大切にしていたそうです。

社員を育成せよ

「最高の社員を雇っても、会社の成長のために、彼らにはもっと多くのことを学んでもらう必要があります」。カリナック氏は、Sapient に入って2年後、ロンドンへの異動を打診されました。同氏は、「ロンドンに送り込むのに、私ほど不適切な人間はいなかったのではないでしょうか」と振り返ります。「何にも知らない土地でビジネスを成長させるアイデアなんて、これっぽっちもありませんでした。でも、会社は私のことを信じてくれた。当社では、毎日のようにこんな決断を下しているのです」

創造力を刺激せよ

小さな会社を変えるのは、1万1500人の会社の会社を変えるよりもずっと簡単です。とはいえ、どちらの場合でも核となるのは創造力。Sapient にとって必要なのは市場への適応を促す文化であり、そのためには、創造性とテクノロジーの融合が求められているのです。

人間関係を構築せよ

6つの価値の最後に位置していますが、新入社員には最優先してもらう項目です。同社の新人には、課題解決やハンドブックの参照よりも先に、連絡先一覧が配布されます

強固な文化があるからこそ、社員は自分なりのやり方を見つけることができるのです。新人はそうやって人間関係を構築していきます。そして数年後にはお互いの理解が深まり、チームとして多くのことを達成できるようになっているのです。

Culture Comes First. The Rest Is Noise.|Inc.

Suzanne Lucas(訳:堀込泰三)

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