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全力稼働は逆効果。注意持続時間を伸ばすためのシンプルなエクササイズ

全力稼働は逆効果。注意持続時間を伸ばすためのシンプルなエクササイズ

注意持続時間を伸ばす方法については以前にもいくつか紹介してきました。しかし、何よりも大切なことがひとつあります。それは、無理をしないことです。注意持続時間を無理に伸ばそうとしても、むしろ悪い結果になるでしょう。

これは、「生産的になりたいなら休憩をとるべし」というおなじみのアドバイスにも通じます。全能力をフル稼働させて働けば、エネルギーを大量に消費します。エネルギーを使い果たすと、注意持続時間も急激に短くなります

また、休憩もとらずに働いていると、注意力と意志力の蓄えが底をつきます。思考がさまよい始め、単純なタスクにも集中できなくなります。当然、注意持続時間も短くなっています。ではどうすれば? 休憩やシングルタスキングも有効ですが、ほかにも効果的なテクニックがあります。『EQ こころの知能指数』の著者であり、ラトガース大学で「組織における『Emotional Intelligence』の研究コンソーシアム」の共同ディレクターを努めるダニエル・ゴールマン氏は次のように語っています。

注意力は心の筋肉であり、適切な訓練によって鍛えられます。基礎的な訓練のひとつは、何か対象を選んで(例えば呼吸)、それに注意を集めることです。注意がそれたら(きっとそうなります)、心がさまよい始めた証拠です。この作業には、思考に巻き込まれずに思考を観察する「マインドフルネス」の力が要求されます。

気が散っているのに気づいたら、呼吸に注意を戻します。これはいわば、心のウェイトトレーニングです。エモリー大学の研究によると、この単純なエクササイズで、注意力にかかわる神経回路が実際に強化されるそうです。

また、ゴールマン氏は昼寝の効果も認めています。もちろん、昼寝が許されない環境にいる人もいるでしょう。自分にあった方法で注意持続時間を伸ばす工夫をしてください。

To Strengthen Your Attention Span, Stop Overtaxing It | Harvard Business Review

Alan Henry(原文/訳:伊藤貴之)

Photo by Pete .
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