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Mac OS Xの隠し設定をこじあけるターミナルコマンド19

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Mac OS Xの隠し設定をこじあけるターミナルコマンド19

Macでは、「ターミナル」を使うことで、さまざまな隠し機能・隠し設定にアクセスできます。

ターミナルは、触れる機会のない人にとっては「そもそも何?」ってものかもしれません。しかし使ってみれば、Macをいじる楽しさに目覚めるはず。今回は、簡単なコマンドで使える隠れた機能・設定ご紹介します。

1)Dockをコーナーに配置する/(2)ウェジェットをデスクトップに表示する/(3)隠しファイルを表示する/(4)Dockを2Dにする/(5)シングルアプリケーションモードを有効にする/(6)クイックルック内のテキストをコピーする/(7)iTunesにポップアップ通知機能を追加する/(8)デバッグモードを有効にする/(9)連絡帳でデバックメニューを使う/(10)カレンダーでデバックメニューを使う/(11)ディスクユーティリティでデバックメニューを使う/(12)起動時のチャイム音を消す/(13)Dockが隠れるときの遅延をなくす/(14)QuickTimeとプレビューの復元機能をオフにする/(15)ウィンドウアニメーションをオフにして古いMacをスピードアップする/(16)通知センターを無効にする/(17)Macをスリープさせない/(18)ターミナルでカレンダーを見る/(19)ヘルプ画面が他のウィンドウにかぶらないようにする

ターミナルとは?

ターミナルって何?という人にご説明。

ターミナルとはOS Xのユーティリティフォルダにあるアプリケーションで、テキストコマンドでOS Xをさまざまにコントロールできます。普段はあまり使いませんが、Macの隠し設定をいじるのに最適なツールです。

使い方は簡単。アプリを開いてコマンドをタイプし、Returnキーを押すだけ。ファイルの操作や、プログラムの起動、設定の変更などが可能です。少しとっつきにくいですが、Macの内部システムにアクセスする最もシンプルな方法でもあります。コマンドの便利さについては以前にも紹介しましたね。

恐れる必要はありません。今回紹介するコマンドはいずれもシンプルなので、初心者でも大丈夫。コマンドをターミナルにコピペして、Returnキーを押すだけでOKです。

OS Xのルック&フィールをカスタマイズする

ターミナルを使えば、Dockやスクロールバーの見た目を変えたり、隠しファイルを表示させたりできます。

(1)Dockをコーナーに配置する

20131212-hiddensettings02.jpg

Dockを画面のコーナーに配置したい? ターミナルを使えば簡単。以下のコマンドをタイプして、Returnキーを押してください。

defaults write com.apple.dock pinning -string end

killall Dock

Dockを逆のコーナーに移動するにはコマンド中の「end」を「start」に、中央に戻すには「middle」に変えて実行してください。

(2)ウェジェットをデスクトップに表示する

20131212-hiddensettings03.jpg

通常、ウィジェットはDashboardにしか表示できません。ウィジェットをデスクトップに表示させたいなら、ターミナルで次のコマンドをタイプしてください。

defaults write com.apple.dashboard devmode YES

続いて、一度ログアウトしてから再ログインします。Dashboard を開き、デスクトップに表示させたいウィジェットをマウスでドラッグしながら F12 を押します。すると、デスクトップにウィジェットが現れます。ウィジェットが表示されない場合は、ターミナルで次のコマンドをタイプしてみてください。

killall Dock

元に戻すには、最初のコマンドの「YES」を「NO」に変えて実行します。

(3)隠しファイルを表示する

20131212-hiddensettings04.jpg

OS Xでは、システム関係のファイルが隠されています。安全のためには良いことですが、システムファイルにアクセスしたい場合もありますね。隠しファイルを表示させるには次のコマンドをターミナルにタイプします。

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true

killall Dock

元に戻すには、コマンドの「true」を「false」に変えて実行してください。

(4)Dockを2Dにする

3DのDockは好きじゃない? それなら2Dにしちゃいましょう(ただしMavericksでは不可)。

defaults write com.apple.dock no-glass -bool true

元に戻すには、コマンドの「true」を「false」に変えて実行。

隠し機能を使えるようにする

OS Xには、ターミナルコマンドでしか起動できない隠し機能もあります。誰もがうれしい便利な機能もあれば、開発者向けの特殊な機能もあります。

(5)シングルアプリケーションモードを有効にする

20131212-hiddensettings05.jpg

集中力を高めたいときには、シングル・アプリケーションモードを使うといいかも。一度にひとつのアプリしか開けないので、集中力も高まります。

defaults write com.apple.dock single-app -bool true

killall Dock

元に戻すには、コマンドの「true」を「false」に変えて実行します。

(6)クイックルック内のテキストをコピーする

20131212-hiddensettings06.jpg

クイックルックはOS Xの最高の機能のひとつです。Finderでファイルを選択してスペースキーを押せば、ファイルの中身をすばやくプレビューできます。アプリを開く必要もありません。ただし、プレビュー画面内ではテキストの選択ができないのが難点。ターミナルコマンドを使えばこの問題を解消できます。

defaults write com.apple.finder QLEnableTextSelection -bool true

killall Finder

クイックルックでファイルを開いて、テキストを選択してみてください。テキストのコピーも可能です。

(7)iTunesにポップアップ通知機能を追加する

20131212-hiddensettings07.jpg

iTunesで再生中の楽曲名を通知してほしい? 簡単です。

defaults write com.apple.dock itunes-notifications -bool TRUE

killall Dock

元に戻すには、次のコマンドを実行します。

defaults delete com.apple.dock itunes-notifications

(8)デバッグモードを有効にする

20131212-hiddensettings08.jpg

Appleのアプリの多くはデバックモードを用意しています。有効にすれば、さまざまな実験的機能が使えます。

(9)連絡帳でデバックメニューを使う

defaults write com.apple.addressbook ABShowDebugMenu -bool true

(10)カレンダーでデバックメニューを使う (Mavericksでは不可)

defaults write com.apple.iCal IncludeDebugMenu -bool true

(11)ディスクユーティリティでデバックメニューを使う

defaults write com.apple.DiskUtility DUDebugMenuEnabled -bool true

または

defaults write com.apple.DiskUtility advanced-image-options -bool true

OS Xの困ったところをなおす

OS Xには誰もが困惑する悩みの種がいくつかあります。でもご安心。ターミナルコマンドで治せます。

(12)起動時のチャイム音を消す

Macは起動時に大きなチャイムを鳴らします。これは、順調に起動したという合図です。しかし、教室など静かさが求められる場所では困りますね。起動時のチャイム音を無効にするには、ターミナルで次のコマンドをタイプします。

sudo nvram SystemAudioVolume=�

これで、起動時のチャイム音が無効となります。

(13)Dockが隠れるときの遅延をなくす

デフォルトでは、マウスオーバーでDockを表示したり隠したりする時に少し遅延が生じます。この遅延が嫌な人は、次のコマンドをタイプしてください。

defaults write com.apple.Dock autohide-delay -float 0 &&

killall Dock

Dockが一瞬で表示されます。

(14)QuickTimeとプレビューの復元機能をオフにする

20131212-hiddensettings09.jpg

自動復元機能は、アプリで最後に使ったファイルを自動で開いてくれる便利な機能です。しかし、QuickTimeやプレビューの場合、自動で復元されると困ることもありますよね。ターミナルを使えば、アプリごとに自動復元機能のオンオフを切り替えられます。

プレビューの自動復元機能をオフにする:

defaults write com.apple.Preview NSQuitAlwaysKeepsWindows -bool false

Quicktimeの自動復元機能をオフにする:

defaults write com.apple.QuickTimePlayerX NSQuitAlwaysKeepsWindows -bool false

(15)ウィンドウアニメーションをオフにして古いMacをスピードアップする

20131212-hiddensettings10.jpg

OS Xのウィンドウアニメーションは素晴らしいですが、古いMacだとスピード低下の原因になります。アニメーションを無効にすればスピードアップを計れます。

defaults write NSGlobalDomain NSAutomaticWindowAnimationsEnabled -bool false

(16)通知センターを無効にする

20131212-hiddensettings11.jpg

OS Xの新しい通知センターが好きじゃない? ターミナルコマンドを使えば、メニューバーから通知センターを消去できます。

launchctl unload -w /System/Library/LaunchAgents/com.apple.notificationcenterui.plist killall NotificationCenter

その他

ターミナルコマンドではあらゆることが可能です。ほかにもこんな裏ワザが使えます。

(17)Macをスリープさせない

20131212-hiddensettings12.jpg

Macのスリープ機能は、バッテリーの節約に役立っています。しかし、一時的にスリープを無効にしたい場合もあるはず。そんなときはターミナルで以下のコマンドをタイプしてください。

caffeinate -t 3600

これで、1時間スリープしません。「3600」のところでスリープまでの秒数を指定できます。

(18)ターミナルでカレンダーを見る

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ターミナルでカレンダーを見たいときは、次のコマンドをタイプします。

cal 12 2013

「12」のところで月を「2013」のところで年を指定します。

(19)ヘルプ画面が他のウィンドウにかぶらないようにする

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Macのヘルプセンター画面は常に最前面に表示されます。トラブルシュート時には邪魔ですよね。これを解消するには、次のコマンド。

defaults write com.apple.helpviewer DevMode -bool true

ターミナルには、他にも便利なコマンドがたくさんあります。また、インターフェースのカスタマイズなら『OnyX』がおススメです。

Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)

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