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公開されているプロフィールは大体の場合、「今の自分」ではなく「なりたい自分」

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公開されているプロフィールは大体の場合、「今の自分」ではなく「なりたい自分」

99U:Facebookのタイムラインを流れる友人たちの充実した生活に、嫉妬を覚えた経験はありませんか。

人々が、いかにオンラインでの自分を脚色していることか。米紙「Aeon Magazine」で紹介されていた興味深い研究結果を紹介します。

オンライン上の自分が、純粋にそのままの自分だというのは間違っているでしょう。誰かになりすましたり、架空の別人格を作り上げたりしているケースはあまりないと思いますが、誰しも、おそらく少しくらいは自分の生活を歪めて伝えているものです。

"Computers in Human Behavior"に掲載されていた研究において、オンラインで公開されているユーザープロフィールは実生活でのアイデンティティと厳密には同一ではなく、むしろ、オフラインの世界で確立したいけれど、なかなかできないでいるアイデンティティに近いとされています(米テンプル大学・Shanyang Zhao教授と社会学者による「Facebookでのアイデンティティ形成」・2008年)。

これは、私たちが使っているオンラインのアイデンティティがどのようなものかを表しています。哲学者Stanley Cavellの言葉を借りるなら、それは私たちの「next self(未来の自分)」のようなもの。今の自分ではなく、なりたい自分をアバターに投影しているのです。

自分の人生に行き詰まっているときでも、わたしたちは他人の人生のハイライトを見せられているものです。

友だちや仲間のオンライン上の顔だけで判断すると、とても幸せでいつも生産的な生活を送っているように見えるかもしれません。しかしそんな時は、オンラインの自分はなりたい自分の表れだということを思い出してみてください。

Your Online Profile Is the Life You Want, Not the Life You Have|99U

Sean Blanda(訳:的野裕子)

Photo by Thinkstock/Getty Images.
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