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NASAは感謝祭の七面鳥を宇宙技術で焼く

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NASAは感謝祭の七面鳥を宇宙技術で焼く

11月の第4木曜日、アメリカは感謝祭(Thanksgiving Day)という祝日です。この日は「七面鳥の日」とも呼ぶそうで、その名の通り、七面鳥の丸焼きをする習慣があります。

普通はオーブンで焼きますが、NASA(アメリカ航空宇宙局)の方々は斬新かつ、彼ららしい、宇宙技術を駆使した方法で焼こうとしているようです。「ギズモード・ジャパン」がいくつかのやり方を取り上げていましたが、ここでは「1万2000羽分の七面鳥の丸焼きを宇宙技術でつくる方法」を紹介しましょう。

熱真空チャンバー・レシピ

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次はサイエンスライターのエレン・グレイ氏、全球降水観測計画のプロジェクトマネジャー代理のカンダス・カーライル、Environmental Test Engineering and Integrationの部門長カルミネ・マティエーロ氏、メディアスペシャリストのロブ・ガーナー氏による、大がかりな合作です。ここで出てくる「熱真空チャンバー」とは、宇宙空間に近い低温・高真空状態を作り出す装置のことです。

・用意するもの

  • 七面鳥 1万2000羽
  • 熱真空チャンバー。NASAのゴダード宇宙飛行センターにあるやつは、高さ40フィート(約12m)、幅27フィート(約8m)あります。七面鳥が大体1立法フィート(約0.028立法メートル)くらいだとすると、熱真空チャンバーには1万から1万2000羽程度と、付け合せのイモと肉汁を受ける天板くらい入れられそうです。

・作り方

  1. 七面鳥を1羽ずつ密閉容器に入れる。これで焼き上がりがジューシーになる。そうじゃないと、真空チャンバーは乾燥機としても機能するので、1万2000羽分のパッサパサのターキー・ジャーキーができる。
  2. チャンバーは通常宇宙の温度をシミュレーションするようにできていて、大体華氏300℃(摂氏約150℃)まで上げられる。普通のオーブンよりは低いけど、25ポンド(約11㎏)の七面鳥なら5時間半で焼ける。
  3. 熱真空チャンバー・キッチンの最大のメリットは、調理から冷凍までを同じチャンバーでできること。1万2000羽もいっぺんに食べられないと思ったら、一気に華氏マイナス310℃(摂氏マイナス約190℃)まで下げて冷凍保存。

ちなみに、近々この熱真空チャンバーで全球降水観測計画用の宇宙船が超高温・超低温のテストを受けます。この宇宙船は、地球の陰から出たり入ったりすることで温度の急変化にさらされるはずなので。テストは華氏7℃(摂氏マイナス約14℃)から104℃(摂氏約40℃)の間で何サイクルか行われる予定です。これは七面鳥を焼くにはちょっと足りないですね。

1万2000羽が焼けて冷凍もできるということで、将来的にちょっと実用性があるのでは...と考えてしまいました。ギズモード・ジャパンでは他にも「太陽観測衛星で焼く」「観測ロケットの熱噴射で焼く」などを紹介しています。

NASAではこんな方法で感謝祭の七面鳥を焼くらしい(動画)|ギズモード・ジャパン

(ライフハッカー[日本版]編集部)

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