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SNSのせいで若者の文章はヘタクソになった? とんでもない!:ある教師の訴え

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SNSのせいで若者の文章はヘタクソになった? とんでもない!:ある教師の訴え

99U:学校の教師や企業の人事担当者と話していると、FacebookやTwitterなどインターネットやSNSが、いかに若者の文章力を損なっているかと嘆くのを耳にします。

しかし一方で「the Atlantic」では、教師のAndrew SimmonsがWebサイトは確かに文章を変えたけれど、実は中身は良くなっていると言っています。

確かにFacebookやTwitterは、学生の文章力を損なってきたかもしれません。しかし、内省したり、正直な気持ちをあらわにするような、個人的なことを書くというもっとも大切なことを損なってはいません。特に高校生の少年や若者は、実はSNSのお陰で文章を書く機会が増えています。SNSというサービスやそのプロセス自体というより、感受性や内面を見つめるという行為によって、最終的に価値ある文章となりうるたたき台が生み出されます。

(中略)

Facebookやその他のサービスによって、感情と距離を置くことができるようになり、健康的に正直でいられるようになっています。Facebookでは、人気者の生徒ですら、自分の不安な気持ちを表現するような投稿をしています。私は、ログインする度にそのような投稿をたくさん見ます。長く付き合っている彼女が浮気をしているんじゃないかと不安に思ったり、そうじゃないことを祈っている子もいれば、(涙がポロリとしている顔文字を使って)自分は孤独だと言っている子もいます。

別の子は、友だちの小さな妹の病気が早く治るようにみんなに祈ってくれと頼んでいます。女の子に電話番号を渡したのに、17分経っても連絡がないから、自分に興味が無いんじゃないかと心配している子もいます。

自分の知性を卑下している子は「僕はすごくバカだから、お父さんに落ちこぼれだと言われた」と書いています。両親がいつも怒っている理由が分からない、なんでそんなにしょっちゅう怒られなければならないのかが分からない、という子もいます。

そこには、ソーシャルメディアによって生まれた"自分撮り"文化の明るい側面だけしかないかもしれません。しかし、親や教師は文章の書き方を教えることはできても、どれだけ素直に自分のことを書くかということまでは教えられません(そして、そういったことこそ、教えるのは大変です)。

さらに付け加えるなら、1800年代から、人々は技術の進化が文化をダメにしているという不満をずっと口にしてきたということも注目すべきことでしょう。

Sean Blanda(原文/訳:的野裕子)

Photo by Thinkstock/Getty Images.
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