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パノラマ写真を超えた! 全天球アングル写真が撮れるボール型カメラ「Panono」登場

パノラマ写真を超えた! 全天球アングル写真が撮れるボール型カメラ「Panono」登場

Gigaom:パノラマ写真やセルフポートレートはとても難しいものですが、599ドルの「Panono」を使えば、36台の内蔵カメラで簡単にベストショットが撮れます。



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(サンフランシスコのイェルバブエナ島公園で、実際にボールを投げるPanonoの生みの親Jonas Pfeilさん)
Photo by Signe Brewster

Jonas Pfeil氏は数年前、トンガを旅行中に、旅の写真を撮ることの難しさに気づきました。見渡す限りの美しい景色に囲まれて、彼はデジタル一眼レフカメラで夢中で写真を撮りました。後々、コンピューターでそれらの写真をつなぎ合わせ、1枚の写真にすることに膨大な時間を費やしていました。そして、彼はパノラマ写真を撮れるカメラを作ってしまおうと決心します。

まず、マスクメロンくらいのサイズのプロトタイプ(試作機)を作成。現在は共同制作者と、2014年の後半にはグレープフルーツサイズで599ドルのボール型カメラをリリース予定です。プレオーダーはクラウドファンディングサイト「IndieGoGo」で可能です。

どうやって使うの?

ユーザーはPanonoを持てば、水平方向のパノラマ写真を撮ることができます。

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より全方位的なアングル(なんと360°×360°の全天球アングル!)がお望みなら、空中に放り投げて撮影することもできるんです。操作はすべて自動的に処理され、トスが最高点に達した瞬間を判断し、シャッターが切られます。そして、あなたのお使いのモバイルデバイス(携帯やスマートフォン)に36枚の写真を発信し、その後で写真を1枚につなぎ合わせるPanonoのクラウドサービスに送信します。

最終的に仕上がったパノラマ写真は、お使いの携帯やコンピュータに戻ってきて、オンライン上、あるいはPanonoアプリ上でチェックできます。

撮ってみるとこんな感じ

11月前半、サンフランシスコのイェルバブエナ島公園で、Panonoのプロトタイプ・バージョンを試す機会がありました。泉、超高層ビル、聖パトリック教会...面白い景色が連なっているので、イェルバブエナ島はPanonoを使用するにはうってつけのスポットです。普通のカメラの単一的な構図では、それらすべてを捉えることはできません。

トスをしてカメラを頭上に正しく上げるにはコツがあります。ボールの回転が速すぎるとシャッターは機能しませんので、回転を加えず、まっすぐ真上に放り投げましょう。いったんコツを掴んでしまえば、あとは簡単です。5mの高さまで放り投げ、落下してもボールは平気ですが、キャッチするときに最初は少し痛いかもしれません。それも慣れてしまえば、どうということはありません。

下の写真は、Panonoで撮った写真の一部分です(全体写真はこちらから見てみてください)。まさにボールを投げたばかりの私が写っています。この写真はプロトタイプモデルで撮影したものですので、全体的に少し緑がかってしまう問題点がありますが、現行のモデルではもちろん解消されています。

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Pfeilさんは「これこそがこのカメラの面白いところだ」と語ってくれました。そう、撮影者もきちんと写真に入り込むんですね。集合写真のようにわざとらしくポーズをとらなくても、空中のカメラを見れば誰もがその場にいながらにして写りこめる上に、自然にその場の空気を切り取ってくれます。

棒などの先端に置けば、室内でも写真が撮れます。暗い場合は少しの明かりが必要となるかもしれませんが、何度も何度もカメラをトスする必要はありません。

さらに、Panonoアプリは大きな大きな強みの1つとなるでしょう。あなたや友達のアーカイブから写真を選択して、iPhoneなどの使用しているデバイスで動かせば、写真をつなげてぐるりと見渡すことができます。

記念碑の頂上に登り、見える景色をすべて保存する方法があったらなあ、と思ったことは誰しもありますよね。Panonoでその夢、実現させてみては?

Get the whole picture with Panono, a camera-studded ball you toss into the air | GIGAOM

Signe Brewster (訳:鈴木達郎)

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