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「ココロオドル仕事」と巡り会う秘訣は、とにかくなんでもやってみること

「ココロオドル仕事」と巡り会う秘訣は、とにかくなんでもやってみること

京大卒後、ゴールドマン・サックス証券会社に就職。しかし幼いころから持ち続けてきた「マンガを描きたい」という気持ちを抑え切れずに2年で退社し、8カ月間にわたってマンガを書き続けることに。ところがその結果、「マンガ家にはなれない」という事実に直面。ひょんなことからフェイスブックの日本法人(Facebook Japan)に入社し、在職中に作ったウォンテッド株式会社のCEOとして、フェイスブック上で採用活動をするためのソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly」をスタート。

...と華々しく見える経歴のなかに、ピリッと味わい深いスパイスを感じさせる著者が、自分に合っていて、楽しく、人から求められるような仕事を見つけるための方法を記した書籍が『ココロオドル仕事を見つける方法』(仲 暁子著、サンマーク出版)。そのなかから、第2章「ココロオドル仕事を見つけるための五つのステップ」に焦点を当ててみます。

1.やりたいことを書き出す

「ギタリストになりたい」「起業してみたい」「アプリを作って仕事にしたい」など、なにがやりたいのかを素直に書き出してみる。ポイントは、できるかどうかに関係なく、思いつくもの、心からそう思うものを全部書き出すことだといいます。この時点で書き出すか、それともやめてしまうかで、これからの人生がガラリと変わるといっても過言ではないと著者は言います。(90ページより)

2.アクションプランを書き出す

たとえば「ギタリストになりたい」なら、レコード会社にデモテープを送ってみる。ミュージシャンの友だちから話を聞かせてもらう。ギターの教室に通う。ミュージシャンの友だちがいそうな人に声をかけてみる。路上ライブをする。YouTubeにギターを弾いている動画をアップしてみるなど、思いついたものを全部書き出してみる。

この段階ではほかの人になにかを投げかけ、自分以外のところで時間が動き出すようにするのがコツだそうです。人にメールを送信する、参加ボタンを押してみる。そういう行動が、ものごとをどんどん前に進めるというわけです。(90ページより)

3.ひとつずつ実践

次に、書き出したものを上から順にやっていく。大切なのは、立ち止まらないこと。たとえばミュージシャンなら、とにかく路上に行ってみる。いきなり行くことができないなら、いつか路上で演奏するための曲を選び、練習してみる。もしくはYouTubeのアカウントを取ってみるなど、とにかく上からリストをつぶしていく。

そこで「いやだ」「恥ずかしい」「できない」と感じたら、それは自然淘汰された証拠だと思って、すっぱりやめればいいだけ。そこまで恥ずかしいと思わせる以上は、少なくとも「ココロオドル仕事」ではないからだというわけです。

やってみて「やっぱり違う」と思うなら、それでいい。大事なのは、そう思うところまでやってみたということ。けれどもやってみなければ、ずっと気に病むことになるだけ。それでももし「恥ずかしい」「気後れしてしまう」というときは、「それ、自分の人生よりも大事?」と自分に問いかけてみればいいのだとか。(91ページより)

4.残ったものをやり続ける

やりはじめると、「思っていたより興味が持てなかった」「自分は意外にこれが得意だった」などがわかりはじめるもの。そこでこの段階では、得意だと思えたものにどんどん時間を割いてみる。「路上でギターを弾いてみたら、すごく楽しい!」と思うならそこに時間をかければいいし、逆に「ギター教室は合わない」など、あまり好きではないと思うことはすぐにやめればいいという単純な発想です。

ここでのポイントは、「ギターだけに専念しよう」などと頭で考えすぎず、興味が移ったことにはどんどん手を広げていくべきだということ。たとえば路上に出るために曲を作りはじめたらおもしろかったのだとしたら、そっちに時間をかければいい。楽譜を書き起こすことが得意だと気づいたなら、それをたくさんやれる場所を探してみればいいということです。とにかく、自分の気持ちに正直になることが大切。(93ページより)

5.いまの仕事よりも、これに時間をかけたいと思ったら動く

いまやっている仕事よりも、はじめたことを真剣にやりたいというのなら、そちらをやってみるべきだといいます。ココロオドル仕事をすることは、人生を豊かに、楽しいものにしてくれるからです。(94ページより)

ウォンテッド株式会社は企業としての注目度も高いのですが、「なぜ注目されるのか」という問いに対する答えが本書には記されているように思います。ココロオドル仕事と巡り会うためにも、一読をおすすめします。

(印南敦史)

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