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嫌な思い出に振り回されないための「第三者の視点」トレーニング

嫌な思い出に振り回されないための「第三者の視点」トレーニング

思い入れたっぷりの出来事は、後になってもよく覚えているものです。このような「主観的な思い出」は楽しくない感情を思い起こすのにもつながります。

逆に客観的、第三者の視点で考えるようにすると、嫌な思い出に振り回されることがなくなるそうです。心理学者で『Emotional First Aid』の著者でもあるGuy Winch氏は、ある研究についてふれています。それは、視点を変えることが深層心理にどのような影響を与えるかを調べたものでした。

California大学のOzlem Ayduk氏とMichigan大学のEthan Kross氏による研究では、過去にあった精神的に辛い記憶を、第三者の視点で被験者に思い出してもらいました。「場面」を、外から俯瞰で眺めているようなイメージで頭に思い描いてもらったのです。

(中略)被験者は、第三者的な視点で思い出した時のときの方が、主観的な視点で思い出したときよりも明らかに精神面で楽だったと報告しました。

さらに、心理的な距離を置くことで実体験に対する認識を再構築し、その思い出に対する新しい見識や感情を手に入れられたそうです。

Winch氏は、このように新しい視点で思い出を再認識するためには、次にあげるようなトレーニングをした方がいいと言っています。

  1. 横になって、楽な姿勢をとる
  2. 過去の辛い思い出のことを考える
  3. 「場面」から視点を徐々にズームアウトするようにし、観客として見てみる

最初は違和感があるかもしれませんが、少し練習をすればトラウマのようになっている過去の辛い思い出も、軽く扱えるようになるでしょう。

A Simple Mind Trick that Reduces Emotional Pain | Psychology Today

Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)

Photo by M R (Shutterstock).
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