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ロシア元大統領やスティーブ・ウォズニアックと出会い、良い関係を築いたロシア人学生が実践したこと

ロシア元大統領やスティーブ・ウォズニアックと出会い、良い関係を築いたロシア人学生が実践したこと

一度でいいから会ってみたい大好きな有名人や憧れのスターはいますか? もしいるなら、その夢は叶えられるかもしれません。起業家のAlex Debelovさんが、雲の上の存在の人と会うだけでなく、良い関係さえ築けるかもしれない方法を教えてくれました。

それでは以下、Alex Debelovさんのアドバイスを。

積極的に行動する

大学の頃、私は「The Kairos Society」という団体を仲間と設立しました。設立当初の目的は、アメリカの大学で起業している学生同士をつなげたいという単純なものでしたが、すぐに世界的に認められる組織に急成長していきました(こちらのビデオを参照)。

しかし、成功よりも失敗の方が多く、簡単な道のりではありませんでした。最初は有名大学のエリートはなかなか参加してくれず、世界的なリーダーのサポートもわずかなもので、資金はあまり調達できませんでした。設立当初は勢いがありませんでしたが、ビル・クリントン元米大統領が私たちの団体のアドバイザーになってから、運命は一転しました。でも、それも大変だったのです!

しぶとく、あきらめず、ビル・クリントンの協力を得た

私たちは、学生起業家を応援するために、ビル・クリントン氏に団体のサポートをしてもらおう、というとんでもない目標を立てました。まず、クリントン氏に関係のありそうなメールアドレスに大量のメールを送りましたが、反応はゼロ。クリントン氏にメールを送ってみましたが、またもや反応ゼロ。

その頃、ニューヨークのチャリティイベントにクリントン氏が参加するという情報を仕入れ、行動を起こすことにしました。そのチャリティー団体にメールをし、なんとかそのイベントに私たちの団体を招待してくれないかと懇願したのです。何度もやりとりを重ねた後で、なんとか認めてもらいました。

私たちは手紙をまとめ、代表のAnkurがそのイベントに出向きました。そこで代表はクリントン氏に近付き、団体に参加してくれませんかと頼んだのです。すると驚いたことに、彼は承認してくれたのでした。

具体的な方法

お近づきになりたい人を選び、その人が関係ありそうないくつかのところに、大量のメールを送ってみる。チャリティー団体や会社に関わっている場合は、そこのウェブサイトのドメインからメールアドレスを以下のように連想して連絡をしてみる。

  • 名前の頭文字+名字@サイトドメイン.com(例:virool.comのAlex Debelovさんの場合は、adebelov@virool.com)
  • 名前.名字@サイトドメイン.com(例:alex.debelov@virool.com)
  • 名前@サイトドメイン.com(例:alex@virool.com)
  • 名字@サイトドメイン.com(例:debelov@virool.com)

怖じ気づかず、勇気を出して、メドヴェージェフと対話した

大学4年の時、私はいくつかのビジネスコンペで受賞したので、ロシアで開催された「the Youth International Economic Forum(国際青年経済フォーラム)」に招かれました。特典として、飛行機代と宿泊費が無料な上に、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(ロシアのダボス会議みたいなもの)にも参加できる機会をもらいました。

私は「インターネットは新しい経済である」という会議のパネリストとして参加しました。当時のロシアの大統領、ドミートリー・メドヴェージェフ氏がその会議を聞きに部屋へ入ってきました。部屋には、200人の聴衆と5人のパネリストがいました。メドヴェージェフ元大統領は、パネリストの発言を聞き、その後に立ち上がってスピーチをし、後ろのドアから出て行きました。ラッキーなことに、私は後ろのドアの一番近くに座っていたので、思い切って行動を起こしてみました。立ち上がり、元大統領に近付いていったのです。ボディガードが私を手で遮ろうとした時、私はロシア語でこう言いました。「私は世界最大の学生起業家団体の共同設立者です。お話してもよろしいでしょうか?」と。すると、なぜか元大統領はこちらに向かって「もちろん、こちらへどうぞ」と言ってくれたのです。

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私とメドヴェージェフ元大統領

10分ほどの会話の中で、私はそれまでの人生で最高の話ができました。「ロシアに適切なロールモデルがあれば、もっと多くの若者が起業できると思う」と伝えると、元大統領も賛同してくれました。それから、「ロシアの学生を応援するために、ロシアで学生のカンファレンスを開きたいから手を貸してもらえないか」と話しました。元大統領はこのアイデアをとても気に入ってくれ、彼の隣に立っていたアドバイザーと引き続き連絡を取るように言ってくれたのです。私はアドバイザーの連絡先を受け取り、自席に戻りました。

5分も経たないうちに、黒スーツとイヤホンを身につけた4人の男性が私の元へ来て、一緒に来るようにと言いました。彼らは元大統領のセキュリティで、このようなかたちで大統領と会談することは誰にもできないという原則の下、私を拘束しました。私は、会議が行われていたのとは別の場所に連れて行かれ、2時間ほど拘束され、身元について広範囲に及ぶチェックをされました。予想外にとても紳士的な対応で、私を解放する時には、これからもロシアにもっと来るようにと言ってくれました。

それから6カ月後、メドヴェージェフ元大統領の助けにより、「Innovation Convention」が開催されました。私は、シリコンバレーを牽引するリーダーたちをロシアに呼ぶことができ、これがイベントの大きな宣伝となりました。多くの人が影響を受けたようで、これをきっかけにたくさんの若者が起業できるようになればと思います。

教訓:有名人や、かなり目上の立場の人に会った時は、決して怖じ気づかないこと。この世のどんな人間も、同じ空気を吸い、同じ水を飲み、同じような食べ物を食べて生きている、ということを忘れないように。どんなに立場が違っても、どんなに成功していても、その誰かとあなたには大きな違いはないのです。この世に自分よりも偉い人も偉くない人もいない。それをいつも肝に銘じておくこと。

どうしても会いたかった人が、話しかけられそうなくらい近くに来たら、絶対に怖じ気づかずに話しかけること!

具体的な方法:まったく知らない人と友だちになる練習をしてみましょう。会議やイベントの場所に行き、試しに知らない人と友だちになることから始めてみるのです。カフェで知らない人に話しかけてみるのも、自信をつけるには良い練習になるはず。

目的意識を持つ。お茶に誘っても人は動かせない

人生におけるやりたいことや大きな目的を持ち、それを達成しようとするのがとても重要です。明確な目的意識があるからこそ、人はあなたの話に惹き付けられるのです。もし、私がロシアの元大統領に「お茶をご一緒できますか?」と話しかけていたら、間違いなく会談の機会は得られなかったでしょう。誰かと会う時は、自分がどんなことをやりたいのかという明確な目的意識を持っておきましょう。

誰に対しても正直でいたら、ウォズニアックと仲良くなれた

私が初めてシリコンバレーを訪れた時、サンノゼのThe Fairmont Hotelに2泊しました。そこでチェックインしていた時、何だか見覚えのある人を見かけました。すぐに誰かはわからなかったのですが、iPhoneで「スティーブ・ウォズニアック」と検索してみたら、驚いたことに彼がスティーブ・ウォズニアック氏でした(スティーブ・ジョブズらと共にApple社を立ち上げた共同設立者です)。

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私とスティーブ・ウォズニアック氏

私はすぐに近付いて、「はじめまして、私はAlexander Debelovと言います。あなたの仕事の大ファンです」と自己紹介しながら話しかけました。スティーブ氏は「君はロシア人だね?」と言うので、「はい、どうしてわかったのですか?」と聞くと、「なんとなく。僕はロシア人のエンジニアの友だちがたくさんいるから」と言いました。それがきっかけで話し始め、3時間後、スティーブ氏は夜中になっていることに気付き、その場を立ち去ろうとしました。私は、話をする時間をいただけたこと、シリコンバレーで最初に出会ったのがこんなすばらしい人だった驚きと感謝の気持ちを彼に伝えました。すると「ちょっと待って、たった今サンノゼに引っ越して来て、誰も知り合いはいないの? 僕と一緒にSegway Poloに来て、一緒に遊んで友だちをつくったら?」と声をかけてくれたのです。もちろん、そんな申し出を断る理由はなく、有り難くお受けしました。

教訓:誠実なすばらしい人物というのは、信用できる人と話をするのが好きです。できるだけ正直に、誠実に、話をするようにしましょう。自分を大きく良く見せる必要も、ダメなところを隠す必要もありません。人間は誰しも失敗するものです。きちんとした目的意識があれば、それに従って素直に行動すればいいのです。それだけで尊敬され、さらに前へと進むことができます!

「良い関係を築く」とは?

ロシアでのカンファレンス(前述の「Innovation Convention」)の開催を手伝っている時、私が最初にスピーカーの依頼を持ちかけたのがスティーブ氏です。彼はあちこち旅行をしているので、何度も話し合いを重ねた後にやっと承諾してもらえ、私や他のシリコンパレーからのスピーカーと一緒に、1週間ロシアに来てくれました。

誰かとたくさん出会ったり、知り合いがたくさんできたり、たくさん知り合いがいる人と知り合いになると、その中から本当の友だちができます。出会った人とは、パーティーや会議があればそこに招待するなど、できるだけ連絡を取り続けるようにしましょう。誰かと出会うのも良いのですが、出会った相手ともっと深く付き合うのはさらに良い。それが良い関係を築くということです。

まとめ

  • 夢は大きく

    Kairosは、最初はいくつかの大学の5?6人の学生によって組織された小さなものでしたが、大きな野望を持っていました。夢や野望はどんなに大きくてもいいのです。夢は大きく、人生はつまらないことをやるためのものではありません。

  • 積極的になる

    「LinkedIn」などを使えば、誰かのメールアドレスを見つけるのはそこまで難しいことではありません。どんなに有名な人であっても、会いたい人がいたらあれこれ言い訳を考える前に行動を起こせば、会える可能性が見つかります。

  • あきらめない

    何かをやろうと思ったら、人生ではたくさんの課題に直面します。一度負けたくらいでくじけず、何度でもチャレンジし続けましょう。

  • 怖じ気づかない

    毎日知らない人と話をすることから始めましょう。

  • 目的意識を持つ

    「もし、ロシアの大統領と10分間の会談をする機会を得たらやりたいこと」が、私はわかっていました。すぐにその機会があったわけではありませんが、大統領に近付く完ぺきなチャンスに遭遇した時、常に目的意識を持っていたおかげで、すべてがうまくいきました。

  • 正直であること

    人間誰しも、正直で誠実な人と話すのが好きなものです。自分を誇張したり、卑下したりせず、失敗を隠すことなく、正直でいましょう。成功した人物というのは、失敗なしの成功はあり得ないということを知っています。

How to Meet Anyone from Steve Wozniak to President | Virool

Alex Debelov(原文/訳:的野裕子)

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