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気づきにくい「燃え尽き症候群」5つのサイン

気づきにくい「燃え尽き症候群」5つのサイン

inc.:「燃え尽き」の症状は、体の疲労やイライラだけではありません。今回は、一見燃え尽きとはわかりづらい兆候について解説します。

わかりにくい兆候こそ深刻である

極度に疲労していれば、わかりやすい兆候があります。頭がはっきりしない、イライラする、垂れ下がるまぶた、コーヒーを何杯も飲む...。これらはすべて、あなたが肉体的に疲れていることを示しています。

しかし、燃え尽きはもう少し複雑な姿をしています。

上記の兆候のほかに、気分の単調さ、モチベーションがない、創造性の枯渇、それから小さなストレスが少しづつ溜まっていく、労働時間が少しづつ長くなっていくなどの現象も見られます。こうしたタイプの燃え尽きは、小さくゆっくりと進行し、重い症状が出るまで気づきません。

気づきにくい「燃え尽き」5つのサイン

ゆっくりと進行する燃え尽きに陥ると、生産性が下がったり、性格が変わってしまったり、身体的・感情的な健康が危険にさらされたりすることも。こうした事態を防ぐにはどうすれば? 専門家のアドバイスを聞いてみましょう。ブログ「Mind Tools」が燃え尽きをセルフチェックする15の質問を掲載しています。「Business Insider」も燃え尽きの12のサインを紹介しています。また、気づきにくい燃え尽きのサインには次のようなものがあります。一部、「アメリカ心理学会」のDavid Ballard氏の言葉より引用します。

1.集中力の欠如:人間の脳は短期的なストレスにしかうまく対処できないそうです。「ストレスが慢性化すると、視野が狭くなり、周囲に注意を払うのが難しくなります」

2.罪悪感を持つ:「ずっと働いているのに、仕事がちっとも片付かないため(仕事量が多すぎるか、集中力がなくなっている)、次第に罪悪感を抱き始めます。そして、罪悪感ゆえにさらにハードワークになります」

3.情緒不安定:NASW Assurance Servicesが発行するレポート(PDF)によると、燃え尽きると感情的にも疲弊し、個人的な達成感を感じられなくなるそうです。また、離人症、疎外感、抑うつなどの症状も現れてきます」

4.社会的孤立:燃え尽きによる抑鬱のせいで他者から孤立し、そのことでさらに落ち込むという悪循環があります。「人は燃え尽きると、ちゃんと働けないことを恥かしいと感じ、他者から距離を置き、社会参加を減らそうとします」

5.飲酒量の増加:「お酒を飲む量が増えているとしたら、不快な気分を感じないようにするための対処メカニズムが働いているのかもしれません。医療系サイト『Mayo Clinic』によると、気分をよくするために食べ物や薬、アルコールを利用するのは、燃え尽きの予兆だそうです」

長期休暇が一番の薬。無理なら他人の協力を仰いで

これらのサインが現れているとき、どうすればいいでしょうか? 行き詰まりから抜け出すには、思い切って長期休暇をとるのが一番です。しかし、多くの人はそうもいかないのが現実です。

燃え尽きからの回復に関して、医師から、金欠のクリエイター、働きすぎの技術者まで、誰もが口をそろえるのが、他者の協力を仰ぐべしということ。回復への第一歩は、気分とエネルギーレベルを少しだけアップして、物事を適切に見られるようにすることです。たとえば、愛する人に会えば、仕事以外にも意識を向けられ、幸福のレベルもアップします(もちろんエクササイズも効果的)。

第一歩がうまく踏み出せたら、心と体に余裕が生まれます。あとは、仕事を少し人に任せたり、コミュニケーションツールをうまく利用して人間関係を改善したり、仕事との適切な境界線を引いたり、サイドプロジェクトや趣味を始めてみましょう。

あなたの燃え尽きからの回復方法は何ですか?

5 Surprising Signs of Burnout | inc

Jessica Stillman(訳:伊藤貴之)

Photo by Thinkstock/Getty Images.
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