
これから新しい仕事を始めるついでに、仕事に使える洋服を増やそう──。カジュアルでも仕事着でも使えるスーツや衣類を、限られた予算のなかで用意したいと思うこともあるでしょう。
そのとき、ポイントをいくつかおさえれば簡単に基本のアイテムを揃えることができます。着回しできるアイテムを使えば毎日同じ服を着ている気分にならずに、色々な場面で活躍する洋服を持つことができます。それでは早速始めましょう!
男女共通のルール
男性でも女性でも、簡単なヒントを守るだけで簡単に着回しのきく洋服を揃えられます。
・中間色(例:黒、グレー、ネイビー、ベージュ)をベースにする
中間色をベースにすれば、手持ちの服すべてを組み合わせられるだけではなく、時間も節約できます(オバマ大統領はグレイかネイビーのスーツのみを着用するようにして毎朝洋服選びにかける時間を短縮しているのだそう)。
そのとき、靴やカバンのようによく使うアイテムには、クオリティの高いものを選びましょう。StyleDiaryの創立者であるPatricia Handschiegel氏は過去に、米Lifehackerへ以下のように語っています:
「靴とバッグの値段は簡単には隠せません。上質なイタリアンレザーの靴であれば、シミがついても靴磨きだけでケアできるし、何年も使えます。安価にすぎるものは、すぐにボロボロになってしまうので、そのときは安いものを買ったと思っても、最終的には高いお金を払うことになるかもしれません 」
・アクセサリーを使ってイメージチェンジ
簡単なポイント(下図を参照)を抑えれば、男性ならネクタイ、女性ならジュエリーを使うことで、コーディネイトに色やスタイルを追加できます。あなたに似合う好きなファッションを見つけ、たくさんの色とバリエーションを揃えましょう。
さて、以上を踏まえた上で、次は男性、女性のための具体的な「買物リスト」を紹介します。
スタートガイド(男性編)
男性はスーツ2組、シャツ3着、ネクタイ3本だけで「2×3×3=18組」の着回しができます。
セーターやブレザーなども収納できるスペースがあるなら、ウェブサイト「Style Girlfriend」で紹介されていた上の画像を参考にしてください。たった9個のアイテム(靴を含む)だけで1週間分の洋服を確保できます。出張用のファッションを例に、ドレスシャツ3枚、ブレザー、Vネックのセーター、ローファー、パンツ2本、カフリンクス1組を揃えられれば十分でしょう。
また、上記サイトには、基本的な定番アイテムを網羅したチェックリストが掲載されていました。
- フォーマルスーツ×1
- クラシックタキシード×1
- ブレザー×3
- ドレスシャツ×4
- 細身のダークジーンズ×2
- 細身のチノパン×2
- ベルト×2
- 時計×1
- サングラス×1
- タートルネックセーター×1
- 中間色のカーデガン×1
- ドレスシューズ×2(黒と茶色)
- ローファー、モカシン 、スニーカー×各1
- スカーフ×1
- ネクタイ×3
- ポケットチーフ×4
- チェックのシャツ×3
- ボウタイ×2
- シンプルなTシャツ×6
- ポロシャツ×3
- スリッパ×1
もちろん、リストに記載されているもの全てを買い揃える必要はありません。あなたのニーズと職場のドレスコードをひとひねりして、揃えましょう。たとえばタキシードについて、(特に日本では)ここ数年間で最低3回も着用しなかったというなら、リストから除外してもよいでしょう。また、ポケットチーフとボウタイもさほど重要ではありません。 こちらの画像のリストを参考にしてみてください。
スタートガイド(女性編)
女性の洋服選びは毎日「スーツ+シャツ+ネクタイ」とはいきません。さらに、ファッション雑誌は新しいトレンドを常に発信し続けるし、季節によって違うものを揃える必要もあって何かと大変です。ウェブサイト「 Real Simple」ではバランスよく洋服を揃えるための素晴らしいアドバイスが紹介されていました。曰く、
日頃の洋服選びには、基本的なアイテムと控えめな柄を意識して。そして、特別な日のためのとっておきをひとつ。
選び方の基本的なコツとして、以下のように紹介されています。
- 黒いタンクトップ
- 半袖Tシャツ(黒と白×各2枚)
- 長袖Tシャツ(黒と白×各2枚)
- 白いシャツ
- 黒いタートルネック
- クルーネックのセーター(重ね着することを考えて薄手のものを選ぶ)
- カーディガン
- ジーンズ
- カーキパンツ
- 黒いパンツ
- デニムジャケット
また、仕事着の必需品として、
- ウールのスカート
- 黒いスーツ
- ストライプのオックスフォードシャツ
- 黒いドレス
- シルクのブラウス
- グレーのパンツ
- 細身のジャケット
- キャミソール
これらにトレンチコートをプラスできれば上出来です。
ウェブサイト「Wardrobe Oxygen 」では、ほかにもあらゆるシチュエーションで使えるたくさんの洋服が紹介されています。カジュアルな職場やクリエイティブ系のプロフェッショナルな方のための洋服、ナチュラル系の洋服など、購入場所についても紹介されています。以下のコーディネートはその一例です。
あなたのスタイルで
これまでに紹介したのは、あくまでも選択肢のひとつ。最終的にはあなたの選択がカギとなります。職場環境やライフスタイル、予算、趣味などにもよりますが、以上のガイドラインが役に立てば本望です。
慌てて全てのアイテムを揃える必要はありませんし、流行のアイテムより、定番アイテムを選び、品質にも気を配り、長い間使えるアイテムを揃えましょう。
Melanie Pinola(原文/訳:Rhyeh)
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