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多読家に学ぶ 本当に読みたい本をたくさん読む秘訣

多読家に学ぶ 本当に読みたい本をたくさん読む秘訣

食事以外でいちばんお金をかけているのは本のような気がします。

書店に入ると、トラックで店ごと持って帰って、すべての本を読破したいという衝動に駆られるほどですが、そんな私の「たくさんの本を読む秘訣」をお教えします。まず必要なのは、以下の4つの行程。

  1. 読みたい本を記録しておく
  2. リストを精査して、すぐに読むものをピックアップしておく
  3. 実際に読む
  4. 重要な部分を残しておく

それでは、それぞれ紹介します。

1. 読みたい本を記録しておく

新しい本が欲しくて、特にお目当てもないままAmazonを開き、"浅い"おすすめ商品を見ながら、「もっといい本あるはずだよなぁ」と考える──。本当に読みたい本は10冊以上あったはずなのに、書き留めてなかったから思い出せない。こんなことは最悪です。

そんなあなたには、2つのソリューションがおススメです。それは、「Evernote」と「Pinboard.in」です。

私は2010年から、目を付けた本のほぼ全てをEvernoteに記録しています。もう3年になるので、ものすごい分量になっています。Evernoteがこの目的に適している理由は、モバイルバージョンがあるから。おかげで、携帯電話を使って本を記録しておくことができるのです。

本を収集するためのシンプルなブックマークサービス「Pinboard.in」も便利です。Amazonで気になる本を見つけて、後々のために保存しておきたい時に使います。

どちらもリストの維持にはもってこいですが、どちらか一方だけを選べと言われたら、前者を選ぶでしょう。(繰り返しになりますが)なぜなら、モバイルでも使えるから。

2. リストを精査する

リストの精査には「Trello」を利用しています。たとえば、今年の夏の初め、読みたいと思った本のリストをEvernoteからピックアップし、Trelloの「Books」というボードに書き写しました。このボード上でさらに、「すぐに読む」「保留」の2つのリストに分類しました。

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「すぐに読む」はすぐにでも読みたい本、「保留」は夏のうちには読みたい本という具合です。書店で気になる本を見つけたときやおススメ本を紹介されたときなどに、「すぐに読む」に本を追加することが、私にとって生きがいでもあります。

でも、最初に耳にした時は「すぐに読みたい!」と気持ちが高まった本でも、何日かすると気持ちが冷めてしまうこともよくあります。そんな時には、その本を「すぐに読む」から「保留」に移動します。そして、「保留」にしばらく残っていたものは、Evernoteのリストに戻します。

Trelloの利点は、次の3つ。

  • Evernoteよりも整理しやすい
  • 読みたいもの、読んでいるもの、読んだものを、心地よく分類して記録しておける
  • 気持ちが高まった本をリストに加えて数日から数週間寝かしておくことで、本当に読みたいものとそうでないものを分類できる

3. 実際に読む

私は読書の際、1つのルールを自分に課しています。それは、「同時に読むのは1冊だけで、読み始めた本はかならず読破する」です。

このルールを始めたのは、私には5冊の本を同時に読む傾向があったからです。これをやると、どれも読破せずに終わってしまうのがオチです。ある本を何章かまで読んだら、つい次の本を手に取ってしまう。これは実に悩ましく、いつまでたっても読破の喜びを得ることができません。1度に1冊までとし、それを読み切るというルールを課すことで、結果的に、同時に何冊も読むよりも多くの本を読むことができるようになりました。

4, 読んだことを残しておく

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印象に残った内容を残しておく方法は2つあります。

紙の本の場合、白い紙を用意して、4つに折ります。そして、いちばん上にタイトルと日付を書きます。続いて、重要なテーマやメッセージをメモして、隣にページ番号も記しておきます。別のページで同じテーマに遭遇したら、元のメモのところに、新しいページ番号を書き足しておきます。実はこれ、高校時代からずっと続けている方法です。

そして、本を読み終わるころには、面白いと思ったことや洞察力に富んでいること、そしてそれらのページ番号で、紙面がいっぱいになります。これさえあれば、読んで数年後に本の内容を思い出すのが非常に簡単になります。それに、うまい引用文もすぐにひねり出せるので、本の紹介も書きやすくなります。

最近始めたもうひとつの方法が、Evernoteでメモを書くことです。紙の本にメモを挟んでおくのもいいですが、家以外のどこかに本がある場合、情報になかなかアクセスできずにイライラすることもあるでしょう。Evernoteに入力しておくと、いつでも、どこからでもアクセスできるので便利です。

手書きにせよコンピューターにせよ、内容を書き留めておくことのメリットはもうひとつあります。それは、内容を覚えておけること。私はよく、読んだ本の内容を忘れてしまって困ることがありますが、書き留めておくことで、読むのにかけた時間を無駄にせずに済むのです。

以上が私の読書法です。ぜひ、試してみてください。

How to read a lot of books | Dan Shipper

Dan Shipper(原文/訳:堀込泰三)

Image remixed from tuku (Pixabay).
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