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IQなんて関係ない! 賢さを高める8の方法

IQなんて関係ない! 賢さを高める8の方法

学習の専門家、アニー・マーフィ・ポール氏によると、知能は定量的なものではないそうです。むしろ賢さは、状況によって大きく変わるもの。そして、状況は私たちの手でコントロールすることができるのです。つまり、状況次第で自らを賢くすることも可能だというポールさん。その魅力的な講演の内容を、抜粋して紹介します。

Inc.:IQテストを受けたことはありますか? あたかも絶対値のような数値が出てきて、「それがあなたの生まれ持った能力なので、上げることも下げることもできません」と言われているような感覚。ある程度学習することはできても、基本的に生まれ持った賢さから逃れることはできない...。

ご安心ください。最新の科学では、それは間違いであることがわかっています。学習の専門家であり、著書も出しているアニー・マーフィ・ポール氏によれば、知能とはもっと複雑なものなのです。

ポール氏は、自身の講演会において、使い方次第で知能に影響を与える8つの方法について語っています。生まれ持った脳を最大限に活用するための知能について再考させてくれる内容です。その長くも魅力的な講演の一部始終を読むことにも価値があるのですが、ここではウォーミングアップとして、同氏が提唱する基本的な考えを紹介しましょう。

1.状況

賢さは、状況次第で高められます。状況には、身体的な状況と心理的な状況があります。身体的状況とは、学習者がおかれているストレス環境や、睡眠時間、運動量などによるものです。心理的状況とは、専門知識や注意力、そしてモチベーションなどによるものです。言い換えると、知能とは、状況に応じて変化するものなのです。

2.信念

賢さは、信念によって高められます。スタンフォード大学の心理学者、キャロル・ドゥウェック氏によると、人間には固定思考と成長思考の2つの信念があるそうです。固定思考とは、能力は固定されていて変わらないという考え方。成長思考は、学習や練習によって能力を伸ばすことができるという考え方。これらの信念の違いは、自身の能力の把握、周囲を見る世界観、問題や災難に直面したときの行動などに影響を及ぼすので、非常に重要です。

3.専門知識

賢さは、専門知識によって高められます。専門家は知識量が豊富なだけでなく、知識の質も異なるので、その専門領域において極めて知的に考え、行動できるのです。専門知識を得るためには時間がかかりますが、何事にも遅すぎることはありません。興味がある分野について、深く知ることを始めてみてはいかがでしょう。

4.注意力

賢さは、注意力によって高められます。誰の脳にも、情報処理のボトルネックがあります。このボトルネックが邪魔をして、2つのことに同時に注意を払えないのです。注意力を集中している状態は、知能を最大限に発揮するうえで非常に重要です。

5.感情

賢さは、感情によって高められます。ポジティブな気分のときは、より広い視野で、クリエイティブな発想ができるでしょう。逆に、数学のテストが近いなどの心配事があるときは、その心配事があなたの脳の作業領域を満たしてしまいます。こうなると、文字通り、知能が少ない状態になってしまいます。

6.テクノロジー

賢さは、テクノロジーによって高められます。問題は、デバイスによって賢さが高められるよりも、妨げられる場合の方が多いこと。テクノロジーによって賢さを高めるには、デバイスを使う時と使わない時とを、はっきりと区別することが大切です。

7.身体

賢さは、身体によって高められます。栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、定期的な運動、適度のストレスなど、心臓をうまく働かせることはすべて、脳の働きもよくしてくれます。

8.人間関係

賢さは、人間関係によって高められます。配偶者や恋人がいるのなら、一方は車検の日程を覚えておく担当で、他方は親戚の誕生日を覚えておく担当という具合に、それぞれの得手不得手があると思います。これは交換記憶と呼ばれるもので、人間関係が私たちを賢くさせてくれるひとつの例に過ぎません。何かに属しているという感覚も、能力を完全に発揮するうえで重要な要素のひとつです。

上記8項目を裏付ける科学の詳細については、講演の全文を参照してください。

さあ、あなたはどうやって、賢さを高めますか?

8 Ways to Be Smarter | Inc.

Jessica Stillman(訳:堀込泰三)

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