特集
カテゴリー
タグ
メディア

目の不自由な人も触って読めるコミック:インタラクション・デザインの実例

目の不自由な人も触って読めるコミック:インタラクション・デザインの実例

目の不自由な方のためのコミック。ただし、別にゴム人間が活躍するわけでもなければ、巨人が人間を襲うわけでもありません。

インタラクション・デザインを学ぶPhilipp Meyerさんが作ったのは、24コマの「ふれられるマンガ」。完成までの試行錯誤を自身のウェブサイトで公開しています。

Nota(デンマーク・コペンハーゲンに本拠地を置く、視覚障害者の生活改善を目的とした組織)の協力のもと進められた制作は、実に丁寧なものだったようです。

視覚的なマンガを触覚だけで理解できるものにするには、「コマそのものをいちから作り直す」必要があります。しかも、目で見ても手で触れても理解できるものを作りたいと考えた彼は、デジタル上で試作することから始めました。

130606tactile02.jpg

「生まれたときから視覚障害を抱えている人にとって、マンガそのものが未知の存在。なので、まずマンガとは何か、読む人に理解してもらう必要がある」

「コマに描かれている"円"の突起は、中心に行くに従って低くなるように施している。その方が手に優しくて、触っていて気持ちいい」

サイト上に綴られた彼の言葉には、ただストーリーを追うことだけでなく、そのものを感じてもらいたいという作り手の意志を感じます。

Life, A tactile comic for the blindPhillip Meyer

(年吉聡太)

swiper-button-prev
swiper-button-next