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ショートカットを実ファイルに置き換えてコピー『expandshortcutCopy』(SimpleStyle第150回)

ショートカットを実ファイルに置き換えてコピー『expandshortcutCopy』(SimpleStyle第150回)

SimpleStyleは、ライフハックできるツールを実際につくり、使い、役立てるライフスタイルを紹介します。

Windows用:『expandshortcutCopy』は、フォルダに集めたショートカットを他のフォルダにコピーするときに、ショートカットではなく実ファイルに展開してコピーするソフトです。

自分のディスクからデータを共有するときに使うと、中身をきちんとコピーできます。普段自分のローカル作業環境では、比較的ショートカットを使う機会が多いです。たとえば、SimpleStyleではこんな感じです。

筆者の場合、大多数のデータは、日付のフォルダにおいています。メインとなる原稿フォルダは、

2013\201303\2013_0326\SimpleStyle第150回ショートカットを実ファイルに置き換えてコピー『expandshortcutCopy』

のようなフォルダ構造です。

2013_0326_1208_35.jpg

この原稿フォルダには、作成したプログラム(expandshortcutCopy.exe)の他に、原稿ファイル、Webへのアップロードファイル、Webページのindex.html、画面キャプチャーを置きます。

一方、日付のフォルダとは独立して、アドレスフォルダを作っています。アドレスは、日付とは独立性が高いので、まったく別個の「contacts」フォルダにまとめています。contactsに、ひとり1ファイルで.cdというアドレスファイルを作ります。2013年3月時点で、約1500人分のデータベースになっています。

2013_0326_1207_40.jpg

このように2系統のフォルダを作ることは、「日付」と「人」という大きな分類に沿っているので、明解です。構造は明解で理解しやすい大きなメリットがありますが、課題もあります。

日付と人の分類方式で直面してきた課題は、「この原稿」や原稿に付随する図版やプログラムを「担当編集者」に送りたい、というシチュエーションです。

「この原稿」は日付のフォルダにあり、担当編集者はアドレスのフォルダにあるわけです。一度にふたつのフォルダを扱うのは、あまり簡単とはいえません。そこで使用しているのが、ショートカットです。

原稿フォルダには、図版や担当者、プログラムなどの大半を、実ファイルではなく、ショートカットで用意するのです。

これで、原稿フォルダだけを見れば、基本的にすべての情報にアクセスできることになります。あちこちのフォルダを見なくてよい点で、この一元管理方式は2系統の構造の欠点を充分に補っています。

「ショートカット」のみでは問題アリ

ここで新たな課題に直面しています。それは、このフォルダにあるのファイルは、基本的にショートカット(リンク)のみであることです。フォルダごとまとめて他のPCやクラウドで共有しにくいのです。Dropboxなどに入れても、ショートカットだけなので、共有先から実ファイルにアクセスできないことがあります。

そこで、ショートカットを実ファイルに展開してコピーしたらいいんじゃないか、と考えました。expandshortcutCopyの出番です。

使い方

2013_0326_1116_54.jpg

(1)起動します。

(2)fromにコピー元のフォルダをドラッグします。

(3)copytoにコピー先のフォルダをドラッグします。

(4)[copy execute]をクリックします。

これで、コピー元のフォルダをショートカットを展開して実ファイルとしてコピー先にコピーします。

2013_0326_1117_17.jpg
コピー元。ショートカットだけがある

2013_0326_1117_01.jpg
コピー先。フォルダを作ってショートカットをファイルに展開してコピーしている

makefolderのチェックボックスをチェックすると、コピー先にコピー元と同名のフォルダを作成します。

ワンポイント

expandshortcutCopyを実際に使用してみたところ、期待通りの動作を確認できました。ただ新たな課題も発見しました。

コピー元にフォルダのショートカットがある場合、そのフォルダを再帰的にたどると、コピーする階層とファイル数、容量が厖大になる可能性があります。ある程度のところで階層をたどるのをやめるか、フォルダを展開するのはやめてショートカットにとどめるか、一度にコピーするファイル数や容量の上限を設定できるようにするか、タイムアウトするようにするか選択できるようにするとよいです。

コピー実行時に、ファイル名をアルファベットのみ31文字以下にする機能もあるとよいかもしれません。

ネットワークにも対応していますが、DropboxやSkyDriveやEvernoteにダイレクトに対応するのもよいかもしれません。コピー時に、秘匿したいファイルを除外する機能も便利そうです。これらもいずれ実装したいと考えています。

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expandshortcutCopy

(美崎薫)

Copyng documents from folder photo via Shutterstock.
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