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新しいポジションでの「最初の100日」のためにすべき5つのこと

新しいポジションでの「最初の100日」のためにすべき5つのこと

新しくリーダーになる人にとって最初の100日が重要なのは、その期間次第で、新たな地位での成功が左右されるから。『あなたは最初の100日間に何をすべきか 成功するリーダー、マネジャーの鉄則』(ニアム・オキーフ著、黒輪篤嗣訳、日本経済出版社)の著者はそう力説しています。そのために書かれたのが本書であり、しかもターゲットは次のような人だそうです。

  • 新しい会社に移る人、または昇進の決まった人
  • 大きな野望を抱く人
  • 時間のない人
  • 失敗したくない人
  • 重役クラスの優秀なリーダー

(9〜10ページより)

このようにターゲゲットが明確で、しかも「100分でさっと読める

というのですから、リーダー、マネジャーとして成功したい人には最適かもしれません。PART 1「スタート地点」から、「準備 あなたに求められている役割は何か」に注目してみましょう。この段階では、5つの重要なポイントがあるとか。

1.前の職務から離れよう(36ページより)

第一段階は、後任に仕事を引き継ぐこと。しかし難しい場合も多いので、昇進したら遠慮せず自分の要望を述べ、外部からの採用者と同じ条件を作り出すべき

  • 現在の職務の任期が切れる日をはっきりさせる
  • 後任が決まらなかった場合は、暫定の後任を任命し、仕事をすべて引き継ぐ
  • 新しい職務の着任日を明確にし、その日までは仕事を始めない

2.活力を蓄えよう(38ページより)

注目を集めながら成果を上げなくてはならない最初の100日はハード。そこで準備の一環として、休養期間をとるのがベスト。新任リーダーとして周囲に鮮烈な印象を与えるためには、活力にあふれ、心身が健康でなくてはならないからというのがその理由です。

3.どういう試練に直面するかを理解しよう(44ページより)

新任に就いた者が直面する試練として、著者が挙げているものは次のとおり。

  • 時間に追われながら、多くのことを覚えなくてはならない
  • 緊急の用件や目先の仕事に忙殺される
  • 新しい人脈の構築やチームワークの強化に力を入れなくてはいけない
  • 前任者の影響に対処しなくてはならない
  • チームを引き継いだり、築いたりするにあたって、きびしい人事をしなくてはいけない
  • 外部から採用された人は、社内の事情を知らないせいで、失言や政治的なまちがいを犯してしまい、その後始末に時間を取られることがある
  • 速すぎも遅すぎもしない、適切なペースを保たなくてはいけない

ひとつひとつを自分の状況にあてはめ、じっくり考えてみることが重要。

4.役割と組織と市場を分析しよう(48ページより)

新任者の試練を理解したら、次は「広角レンズ」で、これから加わることになる「システムの全体」を見わたし、自分の周囲にどんな世界が広がっているかを把握する。リーダーとしての自分を、役割、組織、市場という文脈のなかに置いて考えてみる。そうすれば、どんなチャンスや困難があるかが明確に見えてくるといいます。

5.始める前に結末を考えよう(54ページより)

100日計画を書き始める前の最後の準備として、未来を見据えることも大切です。

1.2年後の状況を思い描く

  • ビジョンと戦略
  • 人とチーム
  • 結果と業績

上記について、新しいリーダーとして2年間でなにをしたいか。

2.最初の12カ月の戦略的な優先事項を決める

2年後の目標を達成するために、最初の12ヵ月でなにをすべきかを考える。その際、次の3点について齟齬がないかも確かめるといいそうです。

  • 新任者の試練
  • 役割と組織と市場の分析
  • 関係者から事前に聞いた情報

ここまでの準備ができたら、いよいよ「100日計画」のスタート。以後の章では、その進め方が緻密に説明されています。リーダー、マネジャーとして合理的に成功したい方は、本書をチェックし、ここから先にもぜひ目を向けてみてください。

(印南敦史)

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