特集
カテゴリー
タグ
メディア

的確な指示を出すためには「心の理論」を磨くと良い

的確な指示を出すためには「心の理論」を磨くと良い

「指示を出すのが恐ろしくヘタ」と今まで誰かに言われたことがありますか? それ、本当はあなたのせいではありません。なぜなら心理学では、指示を出すのは実はかなり難しいことと言われています。今回は、できるだけうまく指示が出せるようになる方法をお教えしましょう。

英・シェフィールド大学にて心理学と認知科学の講師を務めるTom Staffordさんは、「BBC Future」で、指示を的確に出せないのは心理学用語で言う「知識の呪縛(Curse of Knowledge)」だと言っています。例えば、高速道路に乗って家に帰る方法など、一度何かを聞いたり知ったりしても、実際に経験しない限り、想像するのはかなり難しいというものです。これに対抗する一番の手段は、またも心理学用語で言うところの「心の理論(Theory of Mind)」を強化することです。心の理論とは、他人の思いや考えを推し量ることです。

ありがたいことに、心の理論はまったく自動的なものではありません。人間は、相手の知っていることについて考え、じっくりと練った戦略を使えます。できる人というのは、何かを書いている時に曖昧な言葉や専門用語があったら、すべてを逐一確認します。あなたの知っている言葉を、すべての読者が知っているとは限りません。

また別の戦略として、知らなければならないことと同じくらい、無視できることについても教えるようにしましょう。これが効果的ないい指示というものです。その結果「赤いドアが見えるまで進んでください。ピンクのドアがありますが、そのドアではありません」というような指示ができます。

他人に指示を出したり、何かを説明する能力を磨きたいのであれば、このようなことを定期的に実践して、心の理論を鍛えましょう。他にも、他人が迷わない指示を出す方法やテクニックがあれば、ぜひコメントやFacebookページで教えてください。

Why Is It So Hard to Give Good Directions? | BBC Future

Joshua Rivera(原文/訳:的野裕子)

Photo by k.steudel.
swiper-button-prev
swiper-button-next