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仕事を「一歩先」へ進めるために学ぶべき基本姿勢

仕事を「一歩先」へ進めるために学ぶべき基本姿勢

仕事の現場で上司や先輩から「もっと考えろよ!」と注意された経験は、誰にでもあるのではないでしょうか? しかし自分では考えていたつもりだからこそ、「なにがいけなかったんだろう?」「どう考えて仕事に取り組めばいいのだろう?」という疑問と直面することもあったはずです。そんなとき、『仕事を「一歩先」へ進める力!』(生方正也著、実務教育出版)を読んでみれば、そこにヒントを見つけることができるかもしれません。

ビジネスシーンでの先輩屋上司の会話から問題を浮き彫りにし、解決法を解説し、ポイントをまとめた書籍。「基本」に焦点を当てた第一章、「考える基本姿勢を身につけよう」に焦点を当ててみます。

自分なりに考えてみる(18ページより)

慌ただしい状況が続くと、言われたとおりに仕事や指示をこなすだけになりがちです。しかし、それではロボットと同じ。それでは、いつまでたってもより難しい役割や仕事を任せてもらえることはないと著者はいいます。

大切なのは、まず「自分だったらどう思うか」「どうするか」を考えること。ピントがズレることもあるでしょうが、自分なりに考える経験を積んでいけば次第に視野が広がり、ピントも合うようになってくるそうです。

考えをアウトプットにつなげる(22ページより)

ビジネスには必ず締め切りがあるもの。また、仕事の目的は考え続けることではなく、時間内になんらかのアウトプット(成果物)を出すことです。そこで重要なのが、期限までに提出できる最高のアウトプットを目指すこと。逆にいえば、締め切りや期限を守らなければアウトプットとして認められないのだとか。

アウトプットを磨く(26ページより)

どれだけ時間をかけても、モレや未整理の部分は出てくるもの。そこでアウトプットを作ったら、少し時間を置いたうえで何度も修正し、ブラッシュアップしていくことが大切。時間が経ってから見直すと第三者的な見方ができるようになりますから、修正を繰り返すことによって、精度を高められるというわけです。

だからこそ、締め切りギリギリで最初のアウトプットを作るのは危険。何度かブラッシュアップの機会を持てるようなスケジューリングが重要だそうです。

当事者意識を持つ(30ページより)

「あの人は評論家的だ(当事者意識がない)」と言われる人を見かけますが、当事者意識が欠けると周囲に無関心になり、仕事にも他人事のように取り組むことになります。しかしそれでは仕事が進みませんし、責任逃れにつながってしまいます。そこで、職場の問題を自分のこととして捉えることが大切。それは、考える習慣をつけることにもつながるといいます。

「情報が足りない」を言い訳にしない(34ページより)

資料を作るときなど、情報がないと不満に感じがちですが、そもそも何かを決めようとする際には、必要で充分なデータが手元にあることはほとんどないもの。つまり文句を言うことは言い訳でしかなく、その時点で手元にある情報でベストのアウトプット、つまり仮説を考えておくことが大切だそうです。

思考を停止させる言葉をやめる(38ページより)

他者とコミュニケーションをとる際、どうにでも意味のとれる言葉で考えをまとめると誤解につながります。重要なのは、内容をより具体的に示すこと。スローガンのような言葉を使っているときは思考が停止している証拠でもあるので、少しでも具体的な言葉で言いなおすべきだといいます。

上記の内容も含め、本書ではそれぞれのケースについての先輩や上司との会話例も掲載されています。つまり、自分では気づきにくかった会話内要の問題点にわかりやすく到達できるというわけ。仕事を「一歩先」へ進めたい人は、ぜひ読んでみてください。

(印南敦史)

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