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話をふくらませるなら2割増しまでにしておこう

友だちや同僚に、「これいいよ! スゴイよ!」とすすめるとき、話をふくらませすぎて、あとで相手をがっかりさせてしまうことがありますよね。作家で行動経済学者のダン・アリエリー(Dan Ariely)氏は、「話をふくらませる限度」を作ることをすすめています。

人は誰でも、映画であれ本であれ、手がけている仕事であれ、自分が興奮したり感動したりしたものを大げさに宣伝しがちです。けれども、話を大きくしすぎると、友だちや同僚は必要以上に大きな期待を抱くようになり、実際に自分で体験したときに、思ったほどの興奮や感動を味わえなくなってしまいます。そういったことを防ぐためのごく簡単な方法を、アリエリー氏はこう提案しています。

私が見たところ、話の盛り加減が(だいたい)20%増し程度なら、相手の反応はよいほうに変化するようです。期待の高まりが、実際の経験のよい部分を「引き出して」くれるのです。反対に、話をふくらませすぎる(例えば60%増しにする)と、現実とのギャップが大きくなりすぎて期待はずれに終わり、楽しみが味わえなくなってしまいます。

人に何かをすすめる場合、期待以上に楽しんでほしいなら、「ほんの少しだけ」話をふくらませるとよいでしょう。けれどもやりすぎはいけません。専門家ではない分野では、話をふくらませすぎがちになることにも注意しましょう。

期待を高めることが必ずしも悪いわけではなく、期待すると楽しさが実際に増すことも事実ですが、必要以上に期待をあおることは避けたいところです。アリエリー氏の話は、人に何かをすすめるときに期待をちょうどよく盛り上げることについてですが、自分自身に関しても、事前の期待をうまく盛り上げることで、何かをより楽めそうです。

Coming to Grips with Chips and Dips|Wall Street Journal

Thorin Klosowski(原文/訳:藤原聡美、合原弘子/ガリレオ)

Photo by Thinkstock/Getty Images.
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