特集
カテゴリー
タグ
メディア

歌詞にあわせてギターのコードダイアグラムを表示する『guitarCode』(SimpleStyle第140回)

歌詞にあわせてギターのコードダイアグラムを表示する『guitarCode』(SimpleStyle第140回)

SimpleStyleは、ライフハックできるツールを実際につくり、使い、役立てるライフスタイルを紹介します。

Windows用: 『guitarCode』は歌詞にあわせてギターのコードダイアグラムを表示するソフトです。guitarCodeを使うと、ギターの弾き語りが簡単になります。筆者にとって、ギターを弾き語りするのは趣味なのか、暇つぶしなのか、あまり判然とはしません。ごくまれに熱狂的に弾きたくなり、錆びて切れた弦を取り替えたりします。腱鞘炎気味なので、というか腱鞘炎なので、本当は仕事以外で指を酷使することは避けたいのですけれども。

筆者は、ありがちな、Fで挫折するかどうかあたりのアマチュアギタリストです。基本的なコードはマスターしています。D, Am, C, G7とかですね。

ギターの弦を張り替えたのをきっかけに、ちょっと『ルパン三世その2』(ファーストのエンディングですね)とかを弾こうと思ったら、Am Bフラット Bフラットm Gm とかいうような見たこともないようなコード進行で、ちょっとびっくり。アニメの曲だからって、あなどれません。むずかしいコード進行の多い曲も多くて、今回調べていたら、ざっとギターのコードは150種類以上もあるようです。

■ むずかしいコード

むずかしいコードの意味は2種類あります。押さえるのがむずかしいFみたいなコードと、めったに見ないので知らないコードの2種類です。じつは、「EmM7」とか「G#dim」とか「Asus4」なんていうのはちょっと見には「むずかしい」コードに思えますが、押さえる位置さえわかっていれば、ぜんぜんそんなことないのです。「F」よりも「Fadd9」や「Fdim」のほうが、じつは指的には簡単なんです。

そこで、初見かちょっと見ただけでも曲を弾けるように、歌詞にコードのダイアグラム(指の押さえ方)をあわせて表示するソフトがあればいいんじゃないか、と考えたのです。

ギターの場合、楽譜は五線譜で書いてあるよりも、歌詞 コードの組み合わせのほうが適しています。五線譜の場合には、数ページにわたってしまって、めくる手間が発生しがちです。それと較べて、歌詞 コードの組み合わせであれば、A4用紙1枚程度に容易に収まるので、一覧性が高いからです。

■歌詞とコードの可視化

たとえばこんな書き方で充分なことがあります(音楽著作権的な観点から自作で大変恐縮です)。

翼ひろげて

作詞:美崎薫

C F

あざやかな翼を

Am G7 C

隠していた場所から出して

C F Am G

遠く空の彼方を仰いで見る

Em Am E G

近づく 旅立ちの日に胸が高鳴る

Em Am F G

未知の空 高く飛び立ち

F C G E7 Am

もしもぼくが鳥だったら流れる雲と

Dm7 G

たわむれよう

Fm C

翼ひろげて

この場合、コードだけでは足りなくて、指のかたち(コードダイアグラム)があれば、格段に便利だ、と思ったわけです。それがguitarCode、ライフハッカー的にいうと、「コードの可視化」です。

2013_0115_1012_43.jpg

コードの指のかたちを知らないと、「C」という文字から指のかたちを暗黙的に理解して弦を押さえることになります。もしここで、Cではなく、コードダイアグラムを図示すれば、暗黙的に行っていた作業を可視化した状態で行えるのではないか、と考えました。

■使ってみました

いや、すごくいいです。効果てきめん。これ、タブレットに表示するといいですね。これは使える!

もちろん、問題点もありました。2番がある場合、そちらにもちゃんとコードを書いておかないとだめってことです。視点がきょろきょろ動くと指の動きがおろそかになります。その他、細かいところもいくつか気になりますが...。

■使い方

使う前には準備が必要です。といってもテキストファイルを用意するだけです。

2013_0115_1012_58.jpg

(1)サンプルを参考に、1行目に曲のタイトル、あとはコード、歌詞、コード、歌詞というようにコードと歌詞を交互に書いたテキストファイルを用意する。

(2)そのテキストファイルをアイコンまたはウィンドウにドラッグする。


これでオーケー。

ちなみに、手書きメモにも対応しているので、ドラッグすると、コメントを手書きで書き入れることができます。amazonボタンを押すとそのタイトルの曲を購入することもできます。

■ワンポイント

guitarCode作成のために、どのようなデータ形式がよいか検討しました。暫定的に1行目に曲のタイトル、2行目以降にコード 歌詞という組み合わせの比較的かんたんなテキストファイルにしました。じっさいに使ってみると、歌詞のテキストファイルを用意するのは手間なので、歌詞もコードも自動表示の方がよいのかも、という気がしています。タイトルを入力するだけで自動で歌詞とコードを表示したら、いい感じですよね~。

著作権との整合性はさておき、現在歌詞を使うにはJASRACに有料で申請する必要があったりするので、有料サービスとかにすれば、自動表示の実現はあるのかな。それとも単にソフトをリリースするだけなら、歌詞の表示にナーバスになる必要はないのでしょうか。クリアできるなら、そういう展開もありですね。

データ形式もこんなテキストファイル形式でよいのか、それとも調査が足りなかったかもしれませんが、標準的な歌詞 コードのデータ形式とかはあるのでしょうか。カラオケ系のメーカーとかで、xmlとかで標準化しているような気もしなくもないですが、まあそれもJASRACの絡みがあるから、簡単に使えるわけではないかもしれません。ただ、標準的な形式があれば、それには準拠したいですね。

ご意見は、コメントやFacebook、Twitter、はてなをご利用ください。

アイコンは『iconseeker.com』さんによるこちらを使用しました。ギターコードのダイアグラムは、『初心者のためのアコースティックギターサイト k.natsu.brand.81』の夏林一彰さまのサイトの画像を同梱して使用しました。ご快諾いただいき感謝します。

guitarCode

(美崎薫)

Photo by Thinkstock/Getty Images.
swiper-button-prev
swiper-button-next