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旅行の際に気をつけるべき「エコノミークラス症候群」の基本対策

旅行の際に気をつけるべき「エコノミークラス症候群」の基本対策

今年も残りわずか。新年を実家や旅行先で迎える予定のある人も多いのではないでしょうか。長時間の移動が多いこの時期に気をつけたいのは、言葉だけは馴染み深いものになった「エコノミークラス症候群」です。

いかにも飛行機でのみ起こりそうな名前ですが、電車やバス・自動車でも起こる病気です。今回は、その予防法を紹介します。エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢でいるのが原因で発症する「深部静脈血栓症」と、「肺塞栓症」が組み合わさって起こる病気です。別名・旅行者血栓症とも呼ばれ、重篤な場合は死亡の可能性もあるので注意が必要です。

対策その1:適度に動く

長時間同じ姿勢でいることで血栓、つまり血管内に血のかたまりができてしまう病気なので、定期的に足を動かす必要があります。

  • 飛行機内では、2〜3時間に一度はトイレまで歩くなどして、足首や膝裏を伸ばす運動をする
  • バスや自動車では、休憩中に足のストレッチをする


対策その2:水分補給を忘れない

血液がドロドロになると発症のリスクが高まるので、水やスポーツドリンクなどをこまめに補給する必要があります。特に飛行機内は気圧が低く空気が乾燥しているため、体内の水分が蒸発しやすくなるそうです。

アルコールやカフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、水分補給をしたつもりでも逆効果になるので注意しましょう。

対策その3:ゆったりした服を着る

体内の血のめぐりをよくするために、からだを締め付ける服は避けたほうがいいようです。座っている間はズボンのベルトを緩めたり、ボタンを外すなどしてなるべく窮屈にならないようにします。

以下に挙げた特徴に心当たりのある人は、とりわけエコノミークラス症候群に対する注意が必要だといいます。

  • 肥満の人
  • 40歳以上の女性
  • 糖尿病の人
  • 下肢静脈瘤を有している人
  • タバコを吸う人


筆者も先日、東京から約800キロの距離を9時間かけて車で移動しました。途中1度だけ休憩しただけで、6時間近く車に乗り続ける強行軍でした。今考えると、座席に座ったまま動くことはなかったし、トイレに行くのを我慢するために水分も控えていました。6時間というと、飛行機だとベトナムくらいまで行けそうな距離です。上記の予防策とまったく逆の方法をとっていたのに気づいて、いま冷や汗をかいています。

年末年始の移動は渋滞の心配もあるので、からだにも時間にも余裕をもった行動がよさそうですね。

【参考】

日本旅行医学会トピックス

厚生労働省:深部静脈血栓症-肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A

(大山 奏)

Photo by Thinkstock/Getty Images.
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