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失敗したときこそ読むべき「挫折を糧にする5つの考え方」

失敗したときこそ読むべき「挫折を糧にする5つの考え方」

スターバックスCEOだった私が社員に贈り続けた31の言葉』(岩田松雄著、中経出版)は、タイトルにあるスターバックスをはじめとする企業で実力を発揮してきた著者のメッセージが詰まったビジネス書。以前取り上げた『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』(アスコム)の著者による近刊です。

キャリアに迷っている人に向けられた言葉教える相手を持った人に対するメッセージ人間として成長するための考え方など、目的にごとに分けられた31の言葉は、どれも説得力を感じさせます。今回はそのなかから、第3章「挫折を糧に強くなる ──失敗した日に読んでほしい5つの言葉──」を紹介します。■ 社長からニートになって見えてくるものもある(134ページより)

著者がスターバックスを突然辞めることになったのは2011年3月。その直後に東日本大震災が起き、千葉・浦安の自宅は液状化で9センチ傾いたのだそうです。加えて膝の手術をして歩くこともままならない状態だったため、1年以上にわたってニートのような生活を送ったのだとか。しかし挫折して自分自身を深く見つめたからこそ、取り組むべき次のビジネスが見えてきたといいます。

「失敗や挫折を恐れないでください。そこから何かを学ぶ限りにおいて、失敗や挫折はないのです。少なくとも私にとっては、意味のない挫折はありませんでした」

(139ページ)

あなたが失敗しても

会社は潰れない。

安心しろ

(146ページ)

本当の実力が試されるのは、ピンチに陥ったときだと著者は断言します。理由は、逆風に立ち向かおうと覚悟を決めて真剣になるから。辛いときこそ真の力を発揮し、最も大きな成果を生み出す可能性を秘めているということです。そして重要なのは、失敗をしても、それがもとで会社がすぐに倒産することはないということ。失敗を失敗のままで終わらせないために、逃げずにチャレンジすることを忘れなければよいと著者は後押しします。

「世の中に失敗しない人は誰一人としていません。ただ、失敗したことをどう受けとめるかで、天と地ほどの差が生まれます。(中略)失敗から何かを学ぼうとするならば、『失敗』という言葉は消えます。失敗は失敗ではなく、『成功への過程』なのです」

(147ページ)

「今がダメでもきっと良くなる」と自分を信じろ(152ページより)

失敗を恐れない気持ちは大切であるとしたうえで、著者は「常日頃からの備え」の必要性を論じています。具体的にいえば、失敗したときのダメージを和らげるために、どんな小さなことでもいいので成功体験を積み上げておくこと。それさえあれば、失敗しても自信を喪失してしまうことはないからだそうです。

小さな成功体験が、苦難を乗り越える原動力になり、それが自分を信じることにつながる。逆にいえば、小さな成功体験を味わうことなく初期段階であきらめたら、そこで終わってしまうということですね。

「本当の失敗とは、『このまま続けても努力は実らない』とあきらめてしまうことです。今がダメでもいつかは良くなると、自分を信じて努力を続ける限り、挑戦は終わらないのですから。『あきらめたらおしまい』です」

(153ページ)

本書は、スターバックスのディストリクトマネージャーを務めている「ハタ君」という実在の人物に向けた手紙の形式をとっています。そのため読みやすく、そしてアドバイスが具体的。ハタ君の立場に立って読んでみれば、多くのヒントが見つかると思います。

本書を手に取った方は、どんな感想をもったでしょうか。Facebookページでも下記のコメント欄でも、ぜひ教えてください。

(印南敦史)

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