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冬はやっぱり赤ワイン! 「通」っぽく見える扱い方とは?

冬はやっぱり赤ワイン! 「通」っぽく見える扱い方とは?
今年もボジョレー・ヌーボーが解禁されました。私は決してワイン通というわけではないのですが、この8年くらいはずっと、季節の風物詩としてボジョレーを解禁と同時に飲んでいます。

今年は春から夏にかけて天候が悪く、「世紀の不作か?」とも言われていたようですが、8月以降は一転して天候に恵まれたため、ブドウの出来にバラつきがあり、また収穫量が非常に少ない年になったとのことです。早速飲んでみましたが、軽すぎずフルーティで私は今までの中では比較的好きな味わいでした。

ボジョレーを飲むと「あぁ、今年も冬が来たなぁ」と思い、そして「冬にはやっぱり濃い目の赤ワインが似合うなぁ」などと思ったりします。

そこで今回は、これからのクリスマスシーズンを前に、意中の彼女に「おぉっ」と思わせるような、ちょっぴり「通」っぽく見える赤ワインの扱い方をいくつかご紹介したいと思います。1.ボトルのワインは少しだけ残しておくのが"粋"である

ワインの専門家として「ソムリエ」という職業の方がいますが、いくら専門家といっても、世界中に存在する膨大なワインすべてを飲んだことがあるわけではありません。特に高価なワインを飲めるチャンスは、ソムリエといえどもそんなに多くないといいます。そこで、高級なワインを頼んだ時には、ボトルに少しだけ残して立ち去ると、ソムリエにとても喜ばれるというわけです。

2.高級な赤ワインは「デカンタージュ」した方がおいしい

ワインをボトルから「デカンタ」と呼ばれる容器に移し替えることを、フランス語で「デカンタージュ」と言います。高級な赤ワインは、時間が経つにつれ、「澱(おり)」がたまっていきます。グラスにつぎ分けていくうちに、全然違う色になることもあるほどです。

この澱ができるのは高級品である証拠なのですが、澱には苦味があるためワインの風味を損ねてしまいます。それで底に澱を残してワインのみを移し替えるとおいしくワインが飲めるのです。

もし移し替えるのが面倒なら、数日前からボトルをしっかり立てて置いておけば、ボトルの底に澱が完全に沈んでしまうので、わざわざデカンタに移し替えなくてもおいしいワインを飲むことができます。

3.食前酒もカッコよくキメる

「今日はワインを飲もう!」と決めていても、最初は乾いたのどを潤すために「とりあえずビール」を頼んでしまう人も多いのではないでしょうか。せっかくこれからワインを楽しむのであれば、食前酒にもこだわりたいもの。デートの時などは、ムードのあるワインベースのカクテルを最初に頼み、それを飲みながらゆっくりワインを選ぶのも楽しいのではないでしょうか。

ワインベースのカクテル

◆キール

白ワイン(辛口)・・・4/5

クレーム・ド・カシス(カシスのリキュール)・・・1/4

カシスの香り漂う、おとなっぽさが魅力。

◆スプリッツァー

白ワイン・・・1/2

炭酸ソーダ・・1/2

オーストリア生まれのカクテル。「スプリッツァー」は「はじける」という意味。

口の中ではじけるようなさわやかさが魅力。

◆ミモザ

スパークリング・ワイン・・・1/2

オレンジジュース・・・1/2

色合いが「ミモザ」の花に似ていることからこの名前が付けられた。

口当たりのよさが魅力。


ただし、本番のワインを飲む前に、食前酒で酔っ払ってしまわないように気をつけてくださいね。

4.「あたり年」のワインをチョイスする

ワインではよく「あたり年」という言い方をしますが、これは天候のよしあしで決まります。

天候に恵まれた年のブドウはよく熟し濃厚な味のワインができます。

一方、天候に恵まれなかった年は酸味が強いブドウになり、味わいが軽めになってしまいます。

あたり年を知っていれば、おいしいワインをチョイスすることができます

20世紀最高のあたり年と言われていたのが、1961年。専門家の間でも「ボルドーの1961年の赤ワインはすごい!」と言われていたそうですが、これは品薄で今はほとんど手に入りません。

今、最も飲みごろでおいしいと言われているのが「1982年もののボルドーの赤ワイン」だそうです。

その他、ボルドーの赤ワインは、1986年、1990年があたり年。

ブルゴーニュの赤ワインだと、1990年、1998年があたり年です。

上記の年はあたり年の中でもさらに最高の出来と言われている年で、かなり高価なものが多いですが、通常のあたり年のワインであれば、手頃な価格で手に入るものもあるので、ぜひ試してみてください。

5.飲んでみた感想をちょっとオシャレに表現する

ワインを飲んだあと、その味わいや香りを的確にカッコよく表現すると、男っぷりが上がります。日本語力やセンスが問われる難しい場面です。

ワインのプロたちは、いろいろな例えを使って表現しています。

「腐葉土の匂い」「なめし皮の匂い」「野獣の匂い」など、強烈なイメージの言葉が使われることも多いようです。

ワインを語る時のポイントは以下の3つを押さえておけばOK。

◆香り

「香り高い」「ふくよかな」「花ような」「はちみつのような」・・・

◆味わい

「重い」「軽い」「厚みがある」「力強い」「コクがある」・・・

◆ワイン全体の印象

「偉大な」「気品がある」「洗練された」「女性的な」・・・


この他、芸能人などに例えてもおもしろいのではないでしょうか。

まだ若い、元気の良いワインであれば、「剛力彩芽ちゃんのような」、熟成された深い味わいのワインであれば、「黒木瞳さんのような」なんていうと、ぐっとイメージがしやすくなりそうです。

共通の知り合いの知人に例えても盛り上がるかもしれませんね。

あまり気合いを入れすぎても逆効果になるので注意が必要ですが、スマートにキメて、おいしい赤ワインとともに冬のイベントを楽しんでください。

<参考文献>

『知識ゼロからのワイン入門』

弘兼憲史 著

幻冬舎

(尾越まり恵)

Photo by Thinkstock/Getty Images.
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