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30秒でアイデアを伝える実践テクニック「エレベーター・スピーチ」

30秒でアイデアを伝える実践テクニック「エレベーター・スピーチ」

エレベーター・スピーチ」という言葉を、最近よく耳にするようになった気がします。エレベーターの中で一緒になった上司などに対し、降りるまでの30秒程度の時間を利用してプレゼンテーションする手法。

  1. エレベーターに乗り合わせる
  2. プレゼンで相手の心を開く
  3. 相手の心をつかむ
  4. 相手を動かす

(8ページ)

こういったコミュニケーションを、30秒でやってのけようということです。『30秒英語プレゼン術 エレベーター・スピーチでビジネス英語のレベルが一気に上がる!』(デイビッド・セイン著、アスコム)によれば、アメリカでは自己プロデュースのパワーツールとして重宝されているのだとか。しかも著者は、「エレベーター・スピーチがいかにうまくできるかによって、今後のビジネス、そして、あなた自身の人生の明暗が大きく分かれる」とすら断言しています。

ただし、わずかな時間で伝えたいことを伝えなければならないわけですから、そこにはテクニックが必要。それは、「3行の構成」だそうです。3行の構成とはつまり、

1.最初のひと言

相手が気にかけていることや知りたいことを提示する

→相手を振り向かせる

2.伝えたいこと

気にかけていることや知りたいことを具体的に提示する

→相手に興味を抱かせる。

3.終わりのひと言

相手に何をしてほしいのか具体的に伝える

→相手をうなずかせる。

(27ページ)

ということ。そして、もっとも重要なのは「伝えたい」ことであるからこそ、伝えたいメッセージはひとつに絞り、本当に話したい、話さなければならないことだけを話すようにすることが大切であるとのことです。

それから大切なのは、伝えたいことを絞り込むこと。

伝えたいことをひとつに絞り込まずに相手に伝えると、相手は何を話したいのか理解できません。結局、記憶に残らないメッセージになります。

(31ページ)

しかし、

伝えたいことをひとつに絞ると、相手は理解できるし、それに対して判断することができます。相手の興味を引く内容なら、インパクトを残すメッセージになります。

(31ページ)

というのです。それは突き詰めれば「簡潔に伝える」ということですから、エレベーター・スピーチのテクニックはエレベーター外のあらゆる状況でも活用できるはず。

ちなみに、著者は英会話学校を経営するアメリカ人。つまり本書は基本的に、「英語によるエレベーター・スピーチを円滑に進めるための具体的なテクニックを紹介する」ことを主眼としています。本記事においてあえて英語部分を外してみたのは、ここに書かれていることが日本語でのプレゼンテーションにも応用できると判断したから。視点を変えてみたわけです。

ですから当然のことながら、日常の業務で英語でのコミュニケーションを強いられる人にとっては、すぐに「使える」本として大いに役立つはずです。

本書を手に取った方は、どんな感想をもったでしょうか。Facebookページでも下記のコメント欄でも、ぜひ教えてください。

(印南敦史)

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