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伝えたいことは25文字で! G-SHOCKをつくった男のプレゼン術

伝えたいことは25文字で! G-SHOCKをつくった男のプレゼン術

「なにしろ、私はあがり症で、話下手であることが小さい頃からのコンプレックスでした。しかし、人に物事を伝えるためには何が必要なのかを必死になって考えてきたこと、それだけは自信を持って言えます」

G-SHOCKをつくった男のシンプルなルール』(伊部菊雄著、東洋経済新報社)の序文で、著者はそう書いています。そして模索し続けるなかで「仕事とはコミュニケーションそのものである」こと、そしてコミュニケーションとは3つの要素に集約されることに気づいたのだそうです。1.自分が言いたいことを「まとめる」技術(38ページより)

伝える目的は報告・情報伝達・提案の3つだけだというのが著者の主張ですが、そこで大切なのは「伝えるためにどうまとめるか」。そのためには、

第1段階:頭のなかにある「伝えたいこと」を、紙の上に100字程度にまとめる。

第2段階:50文字程度に削り込んでいく。

さらにいくつかにまとめられないか、言い換えられないかチェックする。

25文字程度の一文にする。


伝えたいことが25文字程度で表現できたら、それは本質」という言葉には説得力があります。

2.言いたいことを相手にわかりやすいように「ととのえる」技術(66ページ)

「ととのえる」作業をする際、キャッチコピー作りと並び、ストーリー作りが大切。そして、ストーリーに山をつくるためには3つのコツがあるといいます。

  1. 結論:言いたいことを一言で述べる
  2. 背景・理由:結論を裏づけるデータやエピソード
  3. まとめの言葉:結論をもう一度確認し、聞き手の行動を促す


さらに、<ストーリーの山>には次の3つが挙げられるのだとか。

  1. 今、ホットなニュース
  2. 自分の経験から得たもの
  3. ここでしか聞けないこと


こうしたポイントに着目すれば聞く人の興味を引きつけられますね。

3.相手の興味を引きつける「伝える」技術(86ページ)

そして「伝える」際には、「最初のつかみで、聞き手を味方につける」ことが重要だそうです。そして結論と背景・理由をつなげる<ナビフレーズ>があると、聞き手のストレスを軽減させられるのだとか。例えば、こんな感じです。

結論:我が社は積極的な海外進出を必要としている

ナビ:それはなぜか。理由は2つある

背景・理由:国内マーケットの縮小と、部品コストの高騰だ


「理由は2つある」というナビフレーズで、「どんな理由があるんだろう?」と聞き手の関心を引くわけです。そして著者は、プレゼンに際しては「結論~背景・理由~まとめの一言」という黄金パターンを守っているNHKのキャスターがお手本になると言っています。これも参考になりそうですね。

プレゼンの極意がわかる本書。読み込めば、G-SHOCKというヒット商品が誕生した背景も充分納得できるはずです。

本書を手に取った方は、どんな感想をもったでしょうか。Facebookページでも下記のコメント欄でも、ぜひ教えてください。

(印南敦史)

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