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Facebookによる「オフラインでの追跡」から逃れる方法

Facebookによる「オフラインでの追跡」から逃れる方法

Facebookでは、ユーザーのメールアドレスをキーに、Facebookに保存された情報と広告商品をひも付けるデータマイニングに着手し始めました。「ユーザーが、どの広告をクリックしたのか」を検証するためです。

Facebookがユーザーのオンラインでの行動を常時追跡していることは、ライフハッカーでも「アナタは四六時中Facebookに追跡されている!?」の記事で述べた通りですが、このデータマイニングでFacebookが利用しようとしているデータには、ブラウザのcookieにまつわるものだけでなく、オフラインでの購買実績までも含まれています。プライバシー保護団体はこの一連の動きに懸念を示していますが、幸い、オンラインの行動までFacebookにダダ漏れにならずに済む自衛手段はあります。

今回はFacebookによるデータマイニングの目的や仕組みについて見ていくとともに、個人情報を保護するための手段をご紹介したいと思います。■Facebookはどんなデータを収集し、何に使おうとしているのか

英・経済紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、Facebookはデータ収集サービス企業のDatalogixと提携しました。Facebookは提携に至った理由として、マーケターにより具体的なデータを提供するシステムが必要であること、Datalogix社がポイントカードなどの顧客プログラムを通じて7000万世帯のデータを保有していることを挙げています。

Facebookは、Datalogixのシステム上にあるユーザーのメールアドレスと、Facebookに登録されているメールアドレスを照合。これによって「Facebookの広告を見て、実際にお店で商品を購入したか」を効果的に追跡できるというのです。

ユーザーのデータは、ユーザーの同意なく、広告検証用データに自動的に含まれます。プライバシー保護団体ではこの点を懸念。「デジタル・デモクラシー・センター(The Center for Digital Democracy・CDD)」のジェフリー・チェスター(Jeffrey Chester)氏は、オンラインメディア「CNET」で次のように語っています。

「米連邦取引委員会(FTC)は、同意命令に基づく調査の一環として、この件についてすべて調査すべき」だと思います。アドエクスチェンジ(広告枠取引)によって、このデータがリアルタイムに適用され、Facebookを含む最高入札者に販売されることが可能になってしまいます。Facebookユーザーを標的にするべく、オンラインから収集されたものを含め、大量の付加データが利用されています。

これに対して、Facebookはテクノロジー系オンラインメディア「The Verge」で次のような声明を発表しています。

Facebookは、広告主の方々にFacebookの広告がどれくらい機能しているかを理解してもらいやすくするためにDatalogixと提携しています。ニールセン(Nielsen)やコムスコア(comScore)といった企業とのパートナーシップや、Facebookの広告ツールでも、同様のことを行っています。Facebookは、人々がFacebookで多くの情報を共有していることを十分認識し、Facebookの広告に対する効果測定では、ユーザーのプライバシーについてFacebookが負うべき義務がなおざりにならないよう、細心の注意を払っています。ユーザーの個人情報を第三者に売ることはありませんし、Facebookが個々のユーザーデータをDatalogixや広告主と共有することもありません。

実際に自分の個人情報がネットワーク上でやりとりされているかはともかく、このような実状をふまえると、「オンラインとオフラインの行動履歴を切り離しておきたい」と考えるユーザーは少なからずいらっしゃるでしょう。心配はご無用。次の方法で、Datalogixのデータ収集から簡単にオプトアウト(脱退)できます

■Datalogixのデータ収集から「オプトアウト」する方法

Facebookとの照合用データも含め、Datalogixが収集するあらゆるデータからオプトアウトするには、DatalogixのPrivacyページから、「Choice」項目の最後にある「click here」をクリック(下画像参照)し、ユーザー情報を入力しましょう。

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また、Datalogixのcookieベースの追跡からオプトアウトしたいなら、こちらのリンクをクリックしてください。なお、他のcookieベースの広告と同様、自分が利用しているすべてのPCやブラウザからオプトアウトする必要があります。

■オンラインとオフラインのデータを分けておこう

すでに述べたように、Facebookが着手しているデータ収集は、オンラインデータとオフラインでの購買履歴を照合するというものです。これを防ぐ最も簡単な手段は、割引カードやポイントカードを登録するとき、Facebookアカウントの電話番号やメールアドレスを使わないこと。ほとんどの場合、ポイントカードに登録されているデータが正確なものであるかどうかを確認されることはないので、本当の情報を使わなくても問題にはならないはずです。

また、オンラインデータについては、ライフハッカーの過去記事を参考に自衛しておきましょう。

「オフラインなら大丈夫だろう...」とつい油断してしまいがちですが、メールアドレスや電話番号といったオーソドックスな個人情報をキーにすれば、どんなデータも自分とひも付けられてしまう時代のようですね。「用心には用心を」くらいの心がけが賢明なのかもしれません。

Thorin Klosowski(原文/訳:松岡由希子)

Title image remixed from Joe Loong.
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