特集
カテゴリー
タグ
メディア

「小さな違和感でも必ずその日のうちに確認、解消する」~ディズニーが実践する「絆力」に学ぶ

「小さな違和感でも必ずその日のうちに確認、解消する」~ディズニーが実践する「絆力」に学ぶ

昨年3月11日の東日本大震災当日、大きな共感を生んだ出来事のひとつが東京ディズニーランドのスタッフ(「キャスト」と呼ばれている人たち)の対応でした。あれだけの大地震にもかかわらず、彼らは冷静に来園者を誘導したからです。

もちろん、根底に個々のキャストの判断応力があったは間違いありません。しかし目を向けるべきは、その核心というべき部分に「ディズニーランドの徹底された人間関係」があったことです。日ごろからそういった訓練をしていたからこそ実現できたというわけですが、それがいかなるものかは、『ディズニーの絆力』(鎌田洋著、アスコム)にも明らかです。

著者は1982年以来、15年間にわたって東京ディズニーランドの最前線に立ってきた人物。最終的には教育部長代理として、オリエンタルランド全スタッフを指導、育成したというだけあり、ひとつひとつの言葉に強い説得力があります。

本書では全体を4章に分けて話が進められますが、注目すべきはそのすべてがストーリーのようにつながっているという事実。なかでも1〜3章にはそのエッセンスが凝縮されていますので、要点を抜粋してみましょう。

第1章 人を迎える準備をする(21ページ)

  • 毎日をていねいに生きている人は、身の回りもていねいに整える
  • 相手を変えるのではなく、自分が合わせていくこと
  • 小さな違和感も放置せず、必ずその日のうちに確認、解消する
  • うまくいかないときも、根気強く相手に働きかける
  • オープンな姿勢でいること。それが人づきあいを円滑なものにする

第2章 出会い、絆を作る(77ページ)

  • あいさつは絆を作る出会いのはじまり
  • こちらから歩み寄り、語り合うチャンスを作る
  • 親しい仲だからこそ、節目節目での「ありがとう+α」でお互いの絆を再確認
  • 人を動かすのは、ルールや理屈ではなく、気持ちのつながり
  • 信頼される人は、気の遠くなるような細かな作業を積み重ねることができる

第3章 別れても、お互いを想う(135ページ)

  • 相手から怒りをぶつけられたときは、戦わない
  • 相手にしてもらいたいことを自分から先にしてあげる
  • つねに格上の仕事を目指すことで、自分の力を伸ばしていく
  • 人生には断られても前に進んだ方がいいときがある
  • 自分がいいと思うものを大切にする

本書を手に取った方は、どんな感想をもったでしょうか。Facebookページでも下記のコメント欄でも、ぜひ教えてください。

(印南敦史)

swiper-button-prev
swiper-button-next