特集
カテゴリー
タグ
メディア

ひらめきや新しいアイデアを生み出すには「呼び名」を変えると効果的

もし、今あなたが何か複雑な問題に頭を悩ませているなら、米国の研究者Tony McCaffrey氏が提唱する「ジェネリック・パーツ・テクニック」が役に立つはずです。このテクニックは発想の転換などの「創造的な問題解決」を図る上で、とても有効です。

まず、その問題が複雑に見えるのは、あなたが問題をひとくくりで見てしまっているせいだ、ということを認識してください。それでは新しい可能性を見つけられません。心理学者たちはこの現象を「機能的固着」と呼んでいます。McCaffrey氏は『Scientific American』誌で、これを解消するシンプルな方法として、次のように説明しています。

Photo by Willie Lunchmeat

まず、アイテム(問題)を基本的なパーツに分割し、それぞれのパーツに「使い方をイメージさせない名前」をつけます。例えば、ロウソクは「ロウ」と「ヒモ」に分割できます。ロウソクの芯をただのヒモとして見るところがポイントです。「芯」と呼んでしまうと、火をつけることを示唆してしまいます。そうではなく「ヒモ」と呼べば、さまざまな可能性が開かれるわけです。

McCaffrey氏はありふれたオフィス製品の「バインダークリップ」を例に挙げています。彼は自分にこう問いかけました。「その呼び方は使い方がイメージできないか?」と。「バインダー(紙をとじる道具)」という呼び方をやめて「クリップ(留め具)」と呼んだことにより、可能性の広がりを感じました。McCaffrey氏は、バインダークリップが苗木を支えるためにぴったりなことを発見したそうです。

「創造的な問題解決」などというと、ついエンジニアなどの職業だけに関係がありそうに聞こえますが、日常レベルからビジネスの現場まで、斬新な切り口やアイデアを求められる局面で使えるテクニックではないでしょうか。

Rethinking Labels Boosts Creativity | Scientific American

Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)

swiper-button-prev
swiper-button-next