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お金もチョコも多ければいいってものじゃない。バランス志向の生き方とは?

以前、ライフハッカーでは「幸せバランスが最適な収入額っていくら? 米調査結果が明らかに」において「年収75,000米ドル(約600万円)を超えると日々の満足感にあまり影響しない」という調査結果をご紹介しましたが、米紙「ニューヨーク・タイムズ」では、その理由をシンプルに解き明かしています。

Photo by John Loo.

この記事では、チョコレートにまつわる研究を引用。まず被験者の学生を2グループに分けます。一方のグループには「この一週間はこれ以上あげないよ」と告げた上で、チョコレートを少し与えます。他方のグループには、大袋入りのチョコレートを与えて「好きなだけ食べてよい」と指示しました。

すると、「好きなだけ食べてよい」と指示されたグループは、翌週、最初の週よりもチョコレートを楽しまなくなっていたそうです。一方「チョコ断ち」をさせられていたグループは、第2週も前週と同様、チョコレートをおいしく食べていたそう。一時的にチョコレートを止めたことで、好きなものを楽しむ気持ちがリセットされるようです。

この研究結果は、次の2つのポイントを示唆しています。ひとつは「気ままにやりすぎると関心が薄れる」ということ。そして、もうひとつのポイントは「好きなものを止めようとするとき、これを完全に断ち切ってしまうと、より困難な問題を引き起こす」ということです。ちなみに筆者は、完全に「糖分断ち」するのではなく、少量のアメを食べることで糖分摂取量を減らすことができたとのこと。

また、筆者は、多くのお金を稼いでいた時期があったそうですが、当時の仕事が好きではありませんでした。そこで、収入は下がるものの自分がより楽しめる仕事だと判断し、米Lifehackerのライターのオファーを受けることにしました。大学卒業の頃までは、快適とはほど遠いハングリーな生活で、よりよい仕事を創りだしていた実感があったものの、満ち足りた生活を得てからは何も求める必要がなくなりました。何でも手に入ったのです。一方、好きでない仕事をやることがつらくなってきたとき、「何でも好きなだけ手に入れられる」よりも「何かを求める」のほうがいいと思い始めたとか。実際、キャリアチェンジした結果を鑑みると、筆者にとってその信念は正しかったようです。

つまり、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」。つい欲張りに「もっと、もっと」を追求してしまいがちですが、自分にとっての適正値を見極め、バランスを保つことこそ、大切なポイントのようです。

Don't Indulge. Be Happy. | The New York Times

Adam Dachis(原文/訳: 松岡由希子)

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