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ネット界の有名人からサイト運営のコツを学べる本『中の人』を読んで

こんにちは。ココロ社です。

わたしのインタビューが載っているということもあり、著者の古田雄介さんから『中の人 ネット界のトップスター26人の素顔』をご献本いただきました。ほかにはない切り口の記事として絶大な人気を誇っていたウェブ連載「顔の見えるインターネット」に、NHK広報局さんなど「中の人はどうなってんのやろ」と思う人たちへの追加取材を加え、書籍化されました。

「へー、虚構新聞さんって普通のサラリーマンと思っていたのだけど違うのか」なんて思いながら読み進めていくのですが、ネット界のトップスターがどのような戦略でサイトを運営しているかを赤裸々に語っているので(というか、古田さんの口車に乗ってついつい語らされている感じなのですが)、単に興味を満たすだけでなく、サイト運営をされている方にはヒントがいっぱいつまった本になっています。読んでいて気づいたポイントをいくつか挙げてみます。

広い層に読んでもらうためにテーマや用語に気をつける

おなじみ「デイリーポータルZ」の林さんは、「今でいうとAKB48のように、特定の匂いのするものは取り上げない。顔文字やネット用語は使わないように気をつけている」とのことです。つい使ってしまいがちなので気をつけたいところですね。


万人受けしない記事は、キャッチーな素材に混ぜる

安全ちゃんは、珍妙な内容でも有意義な情報のなかに仕込んでおけば大丈夫、と考えて運営しているようです。記事の方向性のせいか、どうしても読者が増えないと悩んでいる人は、有意義な情報の中に自分の味を混ぜるのが有効かもしれません。


・既存メディアでの自主規制に従う必要はない

ー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅ」のさらしるさんは、放送禁止用語も気にせずそのまま書くそうです。禁止用語を使うかどうかはサイトのカラーによりますが、無意識のうちに既存メディアの自主規制を念頭において書いてしまうのは、たしかにもったいないことです。差別化という観点でも、読者を集めるために個人のメディアにしかない強みを生かしていくべきでしょう。


先にマネタイズを考えない

カルチャー・ジャパン」のダニー・チューさんは、「最初からお金を優先するとうまくいかない」と言っています。まず広告ありき、と考えてサイトの構成を決めてしまうとお客さんが引いてしまう。最終的にサイトで収益を出そうと思っていても、最初は読者に楽しんでもらうことを優先した方が良いようです。


「面白がる能力」を身につける

日本珍スポット100景」の五十嵐麻理さんは、ディズニーランドなどと違って、珍スポットは見る側に「面白がる能力」が要求されると言っています。これは珍スポットだけでなく、サイトを作る上でのスタンスとしても大切なことではないでしょうか。特に既存メディアとの差別化においては、「面白がる能力」を発揮して運営することが重要です。


ざっと挙げただけでも、これだけのヒントが得られました。単なる興味で読んでも面白いのですが、サイト運営のノウハウを得るためにも使えそうな一冊です。


ココロ社

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