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GW特集・福島編~となりのトトロ「さんぽ」の舞台

GW特集・福島編~となりのトトロ「さんぽ」の舞台

ゴールデンウィークももう終わり。実家に帰省したという人も多いと思います。私もこのGWを利用して実家に帰省しておりました。私の地元は福島県福島市。特産品は桃で、市町村別生産量では日本一を誇ります。競馬好きの方にとっては東北唯一のJRA競馬場である「福島競馬場」を思い浮かべると思います。

さてこの福島市の中心には信夫山という山が存在しているのですが、実はこの山、『となりのトトロ』の主題歌である「さんぽ」の舞台なのです

「さんぽ」の作詞家である中川李枝子氏によると、小さい頃にこの信夫山を歩いたイメージでこの歌を作ったとのこと(Wikipediaの記事を参照)。福島商工会議所の地域振興課がつくったウェブサイトでも触れられています。筆者も幼児期に市内の児童館でこの話を聞いたことがあり、市民の中ではかなり有名な話です。

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この信夫山、市の中央に位置しており標高は275m。東北新幹線のトンネルもあり、仙台以北に行ったことのある方は一度は通過したことのある山です。

今は放射線の影響からか、公園で遊ぶ子供の数はまばらですが、自分が幼い頃はよく遊んでいました。幼児期に「遠足」というと、たいていはこの山に来ていた記憶があります。それくらい市民には馴染みのある山なのです。

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さて、「さんぽ」の歌詞にはさまざまな自然の風景が登場します。たとえば「さかみち」、「トンネル」、「くさっぱら」など。実際、この山にはこの歌を連想するような自然がたくさんあります。松ぼっくりもたくさん落ちており、となりのトトロのオープニングを思い出させます。作詞家の思い出が歌詞に表れているのでしょう。

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この信夫山の放射線測定値は1.460μSv/h(5月6日現在)。新宿区(0.050μSv/h)のおよそ30倍と、依然として高い水準にあります。自分たちの下の世代の子供たちが高い放射線量にさらされているのを思うと、いつになれば「さんぽ」の歌詞のように元気に子供たちがこの山で遊べる日が来るのかとやるせない気持ちになります。

福島はこれから桃のシーズンになります。今年の夏、ちょっとでもこの信夫山に興味を持たれた方は、ぜひ桃を食するついでに訪れてみてはいかがでしょうか?

福島市

(安齋慎平)

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