買い物に失敗しないために絶対必要なネガティブサーチ
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こんにちは。ココロ社です。
21世紀になって10年以上が経ち、ネットで検索できない人種のほとんどは絶滅した...はずですが、絶滅していないのが「買い物における失敗」。ひとむかし前なら情報を調べもせずに買ってしまって後悔ということが多かったのですが、現代において「ちゃんと調べたはずなのに失敗した」という事例が多発していて、気の毒でなりません...。しかし、なぜ事前に調べたのに買って後悔してしまうような事態に陥ってしまうのでしょうか? 理由は3つあります。
商品名で検索すると、普通はその商品を作っている企業の作ったサイトが出てきます。これは売る側の話しかしていないのは誰もが知っているはずですが、その直後に大体出てくるのが「○○社、△△を発売」という報道記事。こちらには試用レポートなどが載っていたりしますが、欠点があっても強く言うことはありません。
問題なのは、店頭で雑誌を読んでいるときはこれが客観的な記事ではあるとは思わないのに、自分の手で検索したというだけで本当らしい気がしてしまうという点。商品名だけで検索するのは、カタログを見ているのに等しいはずなのですが...。
商品の一般的な紹介だけだと良し悪しがわからない...ということで、複数の検索ワードを使って検索することもあるかと思います。「○○ 特徴」、「○○ △△機能」などが代表的ですが、検索ワードがポジティブだった場合、やはり1. と同じような結果になってしまいます。しかも、1. よりも検索ワードにこだわった分、より真実味のある情報を見つけたような錯覚に陥ってしまいがちです。
意外に落とし穴なのが「購入者の声」です。人間というものは自分の買い物を正当化してしまう生き物。明らかに失敗して怒りのやり場に困った人も書き込みますが、少々失敗したとしても、頭の中で良い買い物だったという補正をかけてしまいがち。本当に聞くべきなのは、買おうと思って店頭に足を運んだが、結局買わなかった人の声でしょう。
そこで表題の通りですが、購入前に以下のようなネガティブな検索ワードと合わせて検索してみると、思いのほか抑止力につながります。
単に商品名で検索するときに比べて、見えるものが全然変わってきます。「事前に調べておいてよかった」と感じるような重大な問題点を検出できるかもしれません。
引っかかる可能性はあまり高くはないのですが、買わなかった人の声が聞けます。門前払いだったということは、よほど重篤な欠点があったと考えられるので、熟読したいところです。
競合の商品との比較も有効です。単体で調べていると、良いとか悪いとかいうのはわかりにくいですが、お目当ての商品を競合と比較すると、その商品が相対的にどうかということもわかり、競合する商品の魅力も見えてきます。
検索というのは、CMをぼんやり見ているのに比べ主体的な行動であると思いこみがちですが、検索ワードを工夫しないと買い物に失敗する確率が高くなるので、注意したいところですね。
(ココロ社)
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