低体温は万病の元!? 平熱を1度上げて病気知らずな体をつくる方法
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こんにちは、美容研究家の境貴子です。
皆さんは自分の平熱をご存知ですか? 近年では女性だけでなく、男性にも低体温の方が増えています。本来、健康な人の平熱は大体36.5度くらいと言われていて、このくらいの体温であれば細胞の新陳代謝が活発で免疫力も高く、ほとんど病気にかからない状態を保つことができます。そこで今回は、低体温の対策方法をご紹介します。
Photo by Emil_Kabanov.昔から「冷えは万病の元」と言われているように、体温が1度下がると免疫力が37%低下し、体内酵素の働きが悪くなると言われます。免疫力が低下すると風邪などにもかかりやすくなり、アレルギー症状が出やすくなります。また、血液の循環も悪くなるため、脂肪が燃えにくくなり、むくみもおこしやすくなるなど、低体温は健康被害だけでなく、「デブのもと」なのです。さらに、太りやすく痩せづらい体質になってしまうばかりか、肌荒れ、くすみ、便秘などの原因にもなりかねません。
■低体温は生活習慣によって生まれる- 食生活の乱れ(冷たい食べ物や飲み物、甘いものを毎日食べている)
- 湯船に浸からずシャワーのみ
- 十分な睡眠時間が取れていない
- まったく運動をしていない
- 辛いダイエットをしている
- 強いストレスを感じている
上記のような乱れた食生活や日々の強いストレスを伴う悪い生活習慣が、低体温になる主な原因と言われています。
「自分は冷え性じゃないから大丈夫」と思っている方が多いのですが、冷え性でなくても、低体温に陥ることはあるので、1度ご自分の平熱を計ってみることをおすすめします。朝起きてすぐに、体を起こす前に測りましょう。続けて1週間連続で測り、平均値を出して平熱をチェックしてください。平熱が35度台の方は低体温症なので、要注意です!
■低体温対策方法- 体を冷やす作用のある糖分の摂取を控えて、できるだけ体が温まる食べ物、飲み物を摂る。
- 良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルをしっかり摂る。
- 筋肉量を増やして熱を作る栄養素を積極的に食べる。
- ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を毎日行い、血液の循環を良くする。
- おへその下とその真裏の腰にカイロを挟み貼りし、直接保温する(シャツや肌着の上に貼る)。冷えた内臓を温め、内蔵の機能低下を改善します。肌に直接貼ると低温やけどになる恐れがあるので、必ずカイロの取り扱い方法を読み、説明に従ってご使用ください。
生活習慣を少し見直すだけでも、低体温は改善することができます。暴飲暴食を止めて、バランスの良い食事やストレス解消になる軽い運動を取り入れた生活を心掛けていただければ、少しずつ体調も良くなるでしょう。
3月も中旬になりましたが、まだまだ寒い日が続いていますので、まずは平熱を1度上げることを意識し、病気知らずの体をつくってみてはいかがでしょうか。
(境貴子)