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LH質問箱:Intelの次世代CPU「Ivy Bridge」は待つ価値があるか?

LH質問箱:Intelの次世代CPU「Ivy Bridge」は待つ価値があるか?

ライフハッカー編集部様

私は現在、新しいPCの購入を検討しています。ところが、Intelの新しいプロセッサ「Ivy Bridge」がリリースされると聞きました。新しいプロセッサは本当にすごく良くなっているのでしょうか? 発売まで待った方がいいのでしょうか?

PN:CPUを求めて(Seeking CPUs)

CPUを求めてさんへ

実際のところ、プロセッサの理論速度はもはやMAXの段階に到達しています。しかし、新しいプロセッサは理論速度だけで判断できるわけではありません。マシンの使い道次第では、次の新しいCPUアーキテクチャは待つ価値があると言えます。

ほとんどの人はもやはプロセッサで悩む必要はない

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平均的なユーザーにとって、ある世代のプロセッサとその次の世代のプロセッサの差は無視してもいいくらい小さいものです。現代のプロセッサはすでに十分に速いですし効率的なので、普通のユーザーが日常で使うには何の不自由もありません(Ivy Bridgeが出るまで待つということは、新しいPCを1~2ヶ月は買えないことでもあります)。たとえゲームユーザーであっても、今回のようなマイナーチェンジではその違いには気づかないでしょう。

また、現代ではプロセッサよりもビデオカードのほうがボトルネックになっています。ほとんどのゲームでは、CPUはある一定以上の速度があればそれ以上速くなったとしても特に恩恵を受けることはありません。もしあなたがデスクトップPCの購入を検討していて、使い道もごく一般的なゲームやPC作業である場合は、新しいプロセッサを待つ価値は特にないでしょう


何時間もの動画を編集しないのであれば

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プロセッサが世代が変わるごとに速度が増すとしても、通常の使い方ではその違いに気づくことはないでしょう。インテルはまるで分刻みに新しいプロセッサをリリースしています。どのリリースでも速度が向上しており、Sandy Bridgeでは10~50%、Ivy Bridgeでは5~15%速くなっています。とはいえ、繰り返しますが、大半の人はその違いに気づきません

しかし、長時間の動画の編集など、プロセッサに高い負荷をかける作業をする場合は、CPU速度の違いを体感することもありえます。長時間の動画のレンダリングやエンコーディングをする場合、処理がより短時間で終わることに気づくでしょう。動画編集を頻繁に行う人にとっては、新しいプロセッサを待つだけの価値はあるかもしれません。


ノートPCを買うなら...

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新しいプロセッサの改善点は速度だけではありません。速度についてはおそらくMAXに達してしまったようですが、ほかの側面についてはそうではないのです。たとえば、グラフィックの性能や熱の問題。ノートPCやグラフィック性能の弱い低消費電力のマシンを買った場合、ゲームや動画を見る際にプロセッサ自体の速度の影響を実感するでしょう

また、新しいプロセッサを搭載したPCはあまり熱くならないということに気づくかもしれません。これはユーザにとっては大きな関心事ですよね。加えてノートPCは通常低スペックなプロセッサを使用しており、これはまだMAXに達していないので、プロセッサの違いを体感できるかもしれません。

結局、次のプロセッサが何をもたらすかを予測することは難しいです。自分でもよく調べてみる必要があります。たとえば「AnandTech」(英文)は新しいハードウェアについて知識を得るための優れたサイトです。このサイトで概要を見れば、新しいプロセッサがどんなものなのかがわかるでしょう。


おさらいすると、動画編集などのプロセッサに高負荷をかける使い方をする場合やノートPCを買う場合を除けば、新しいプロセッサを待つ必要はないでしょう

もちろん、2ヶ月くらい待つのはなんでもないと言うなら、待てばいいでしょう。しかし、情報に惑わされて右往左往する必要はありません。どのみちテクノロジーは常に進歩しているのです。いつまでも待ってばかりいたら、新しいマシンを買うタイミングは永遠に訪れません。

最後に考慮すべきはコストです。新しいプロセッサがリリースされるということは、古いプロセッサが値下がりするということ。新しいプロセッサのほうが何らかの進歩は見られるでしょうが、節約を考えると古いモデルでも十分かもしれません。少し余計にお金を払ってグラフィック性能を向上させたり、ノートPCを使いやすくすることが、自分にとってどのくらいの価値があるのかをじっくり考えてみるべきでしょう(特に、あまりグラフィックを使わない人ならばなおさらです)。

お役に立てれば幸いです。

ライフハッカーより愛を込めて。

Whitson Gordon(原文/訳:伊藤貴之)

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