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ネガティブなことは頭に残りがちという「バックファイア効果」とは?

職場などのリアルな場はもちろん、ブログやツイッターといったオンラインの場でも、自分の考え方や意見の異なる人々と議論になり、互いに相譲らず...という状況になったことはありませんか? そんなとき、自分の考え方に反するコメントや賛成できない意見ほど、頭の中にずっと残ってしまうもの。これはなぜなのでしょうか?

Image by XKCD

作家のDavid McRaney氏によると、ヒトは、自分の考え方に対して挑戦的なものが現れると、より強く自分の考え方を信じようとする傾向にあるとか。これは、否定的なものと肯定的なもので、情報の扱い方が異なるからだと考えられています。

肯定的なものは、気づかないうちにすり抜けていくものですが、カチンとくるものは、しばらく頭の中に居座り続けます。この「バックファイア効果」が起こる原因としては、自分にとって受け入れられる情報よりも、受け入れがたい情報のほうが、長い時間それについて考えるからだとか。

自分もすでにそうだと思っている情報は意識をスルリと通り抜けていきますが、自分の考えを脅かすものや、それまで自分が想定していた概念と相反するものに出会うと、立ち止まり、注意を払うわけです。

この現象を、ヒトの進化から推測する心理学者もいます。先人は悪いことに反応しなければならなかったので、ポジティブなものよりも、ネガティブなものについて注意を払い、考える時間をとるようになったという推測です。

ネガティブなことが頭から離れないのは、自分の「防衛本能」がそうさせているのかもしれません。自分と考えが違っても、自分はその人の意見に賛成できなくても、「それはたいしたことではない」と自分に言い聞かせれば、「バックファイア効果」が和らぎ、さらっと受け流すことができるかもしれませんね。

The Backfire Effect | You Are Not So Smart

Adam Dachis(原文/訳:松岡由希子)

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