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「解決しようとしている問題が誤っていることこそ問題だ」という見解

あるコンポーネントを使って何かを数マイル移動させる。といったように、挑戦すべき課題が明確に見えていることは往々にしてあります。しかし、いま取り組んでいる課題は、本当に解決すべきものなのでしょうか? 今回は、 このテーマについて採り上げてみたいと思います。

「Massive Health」の創業者で、Firefoxの元設計者だったAza Raskin氏は、米航空技師・ポール・マクレディ(Paul MacCready)氏について述べています。

マクレディ氏は半マイル(約800メートル)、さらにはイギリス海峡を人力飛行機で飛ぶという課題について、その方法を考えていました。設計チームでは、人力飛行機の改善に少しづつ取り組んでいましたが、はかばかしくなかったそうです。この経験から、マクレディ氏の格言「問題は、自分たちが直面している問題を理解していないことである」が生まれました。難しい挑戦に徹底的に取り組む方法を十分に理解することなく、ある目標をむやみに追究することこそ問題だったのです

そこで彼は、解決すべき新たな課題として「どうやったら何ヶ月ではなく、何時間で飛行機を組み立てなおせるか?」を設定し、これを実行。マイラー、アルミチューブ、ワイヤ-で飛行機を作りました。

思うような成果が出ないときは、もしかしたら、取り組んでいる課題そのものが適切でないのかもしれません。そもそもの目的や物事の本質に改めて目を向け、課題を軌道修正することも、ときには必要かもしれませんね。

You Are Solving The Wrong Problem [Aza on Design]

Kevin Purdy(原文/訳:松岡由希子)

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