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「SHARE BIZ JAPAN」イベントレポート!

フリー〈無料〉をテーマにした「FREEMIUM HACKS !!(フリーミアムを攻略せよ)Featuring『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』」から一年。今年はシェア〈共有〉をテーマに、ライフハッカー[日本版]が主催するシンポジウム「SHARE BIZ JAPAN Featuring 『シェア 〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』」が、12月1日に青山学院アスタジオで開催されました。

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イベントの第一部では、株式会社インフォバーン代表取締役CEOの小林弘人氏株式会社スマイルズ代表取締役社長の遠山正道氏、ニフティ株式会社 デイリーポータルZ ウェブマスターの林雄司氏が、「シェア〈共有〉が啓示するビジネスの未来」と題したフリー討論が行われました。

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昨年ベストセラーとなったクリス・アンダーソン著『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(NHK出版)に続いて、レイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース著『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』(NHK出版)の監修・解説を担当した小林氏は、「今までは単に物を買って来ることが消費だったが、ただ消費するだけではなく、どう消費していくか、クリエイティブな消費へと変わってきた。主導権が消費者に移ってきている」と、ビジネスで浸透しつつある「シェア」の現状を分析。『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』の中で紹介されているソーシャルサービスをいくつか紹介しながら、「良い意味での社会の"再接続"を感じる」とシェアリング・エコノミーの拡大に期待を寄せました。

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全国に50店舗以上を構える「食べるスープの専門店」Soup Stock Tokyoを運営する株式会社スマイルズの遠山氏は、自社が展開するセレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」の事業を紹介。「リサイクル業界では商品の過去を消すのが普通だが、私どもはそれぞれのリサイクル品が持つ物語性を大切にしている」と、PASS THE BATONのコンセプトに言及しながら、「PASS THE BATONとシェアのビジネスモデルは結果的に近いと感じる」と語りました。また、『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』を読んで「(紹介されているソーシャルサービスを)自分が思い付かなかったことが悔しい」と感じたという遠山氏は、「こうした思い付きがビジネスになるという事実があるのならば、頭のカタイ大企業の社員や官僚よりも、普通の人の方がサービスを生みだす力があるのでは」と感想を語りました。

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ニフティ株式会社で「デイリーポータルZ」のウェブマスターを務める林雄司氏は、シェアのイメージに近い企画として、同サイトで展開している、気になる場所の写真を近くに住んでいる人に撮ってきてもらう企画「ちょっと見てきて」を紹介。「依頼者の物語性のある投稿の方が反応が良い気がする」と、〈物語性〉がシェアのキーワードの一つになっていると指摘しました。さらに、『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』を読んで思い出した「俺さまファンクラブ」(自分のためだけのファンクラブ掲示板ジェネレーター)や、「深夜残業のさみしさシェア」(全国のどこで何人が深夜残業しているかをアメダスのように確認できる)など、独自の観点によるシェア企画を林氏が発表すると、会場は爆笑に包まれました。

第一部終了後は、株式会社スマイルズの運営する「Soup Stock Tokyo」のご協力による、スープとフードのおもてなし。タイムラインには「美味しい!」というツイートが溢れ、大好評でしたね。

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続いて、YouTube で1ヶ月に100 万回以上再生されたのMVと共に、今回のイベントに賛同して参加をしてくれたSOURが登場。ライブで「日々の音色」を披露してくれました。また、SOURのブログでも今回のイベントへの思いを紹介をしてくれています。

12月10日には、3rdアルバム『アンサンブル』収録の「映し鏡」PVも公開されています! こちらも合わせてご覧あれ。

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今回のイベントに協賛したDMM.comからは、絶賛CM中の「いろいろレンタル」についてのプレゼンテーション。アウトドアグッズから家電、生活用品、ベビー用品から高級外車まで手軽にレンタルできるサービスの特徴を、マーケティング本部の佐藤洋平さんとマーケティング部の寺田まりさんによる軽快なトークでご紹介いただきました。

イベント第二部では、ライトニングトークと題して、「シェア」を実践しているWebサービスの3分間のプレゼン大会が実施されました。

最初にプレゼンテーションを行なったのは、株式会社ブラケットの代表取締役兼CEO、光本勇介氏。自社の展開する、使用していないクルマをシェアするソーシャル・カーシェアリング・サービス「CaFoRe」を紹介し、日常的に利用されていない「不動車」を有効活用できるプラットフォームを提供し、新しいライフスタイルを作っていきたいと語りました。

JTB首都圏 ビジネス開発推進室の高知尾昌行氏は、電動アシスト付自転車をシェアするコミュニティサイクル「旅チャリ」のサービスをプレゼン。都市型コミュニティサイクルの社会実験を実施する一方、レジャーシーンでも活用していくことで、環境にやさしい観光地作りを目指したいと「旅チャリ」のビジョンを訴求しました。

ヒルトン・グランド・バケーション・クラブの杉元氏は、ハワイなどのリゾートコンドミニアムスタイルの一室を週単位で所有する「タイムシェア」プログラムを紹介。ヒルトンならではの広々とした高級コンドミニアムを永代所有できるという同プログラムの利点によって、新しいバケーション・ライフを提案したいと語りました。

ソーシャルレンディング・サービス「AQUSH」をプレゼンしたのは、株式会社エクスチェンジコーポレーション取締役副社長の大前和徳氏。独自のリスク分析テクノロジーを活用した、今までにない金融のプラットフォームを提供することで、預金者、消費者ともに大きなメリットをもたらすことができると同サービスのメリットを強調しました。

最後にプレゼンを行なったのは、『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』の発行元である、NHK出版 開発部の久保田大海氏。同氏は、書籍の気に入ったフレーズを引用してシェアするサイト「SHARE READER」を紹介。同サービスを通して、電子書籍のシェアリーディングを提供していきたいと述べました。

イベントに参加いただいた、「みたいもん!」のいしたにさんTechWave.jpの本田さんガジェット通信のふかみんさんによる記事もぜひご参考にどうぞ!

(大山貴弘)

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