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「機が熟すまで待つ」のも成功のためには必要な視点らしい

作家でウェブメディア「Study Hacks」の主宰者である、Cal Newport氏は、「とにかくやってみる」という発想が、もてはやされすぎていると指摘。これにとらわれすぎることは、長期的に見て、むしろ成功を阻害すると主張しています。

著書『Fooled by Randomness: The Hidden Role of Chance in Life and in the Markets』でも述べているとおり、成功体験は「成功者」の経験談であることを、肝に銘じるべき。つまり、彼らと同じ戦略や手法を実践しながら失敗している人が、世の中に多くいるのも事実、ということだ。

成功者の軌跡は「やってみたら成果が出た」という具合に、一見単純に見え「自分も一歩踏み出せば、同じように成功できていたかも」と思いがちだが、実際はそう甘いものではない。成功している起業家・俳優・ライターなどがいる一方で、その何倍もの人々が彼らと同じようにトライし、消えていっている。失敗の原因としては、才能がなかったというケースもあるだろうが、それよりも、一時的な熱意や思いつきで突き進んでみたものの、徐々に魅力を感じなくなり、関心が薄れていくケースが多い

では、どういう人が成功するのだろうか? 多くの人々を観察した結果、一般的な傾向として、成功している人には、以下のような特徴がある。

  • 自分が追求しようとしていることに対して、強い信念を確立している。成功する理由、失敗する原因は何か? 本当に必要なアクションは何か? など、関連する業界やテーマについて、徹底的に理解している
  • これらはいずれも、相応の時間を要する。最低でも1ヶ月、長いければ数年かかることもある。

米有名コメディアンのスティーヴ・マーティン(Steve Martin)によると、何かひとつに本当に秀でるためには「勤勉さ」が不可欠だとか。これは、他のことを排除し続ける努力でもある。逆に言えば、100%確信できない、様々な困難を乗り越える準備ができてない、もしくは、その他の面白そうなことを排除する覚悟ができていなければ、成果を出す前に、取り組み当初の勢いはなくなってしまうだろう。

だからこそ、あえて言う。すぐに始めないべきだ。自分の情熱をいちいちアクションに「翻訳」するのは時間の無駄だし、なにより、本当に追求すべきことを成し遂げる機会を失うおそれがある。安易に始めず、じっくり時間をかけて、他の選択肢についても学ぼう。そして、そのアイデアが自分の頭の中から片時も離れなくなるぐらいまで、実際にアクションを起こすのは待とう

いかがでしたか? あなたはどっち派でしょうか?

「取り掛かりはじめたことはたくさんあるけど、どれもはかばかしくないような...」とお感じの方は、この記事を参考にしてみてください。

Cal Newport(原文/訳: 松岡由希子)

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