クラウドリーディング:vol.36『知的生産性を上げるiPhone活用術』
「使えるiPhoneアプリ○○選!」などの記事は、僕も好きでよく見ていますが、iPhoneのアプリは本当に数が多すぎて迷っちゃって嬉しい悲鳴ですよね。
ネット上の記事に限らず、iPhone関係の本もたくさん出ています。たくさん出すぎていて、「iPhone活用ガイドブックのガイドブック」が欲しいくらいだと思ったり。
そんなたくさん出ているiPhohe活用本ですが、本書の特徴は「知的生産性」に重点を置いていることです。
紹介されているアプリは78本。もちろんゲームやジョークソフトなどの類は入っていません。「知的生産性」を謳っているだけあって、クラウドのクライアントとして活用する方法やタスク管理、リファレンスとしての使い方に注力しています。続きます。
特に、『GoodReader』『Evernote』『Toodledo』『Dropbox』には結構なページ数が割かれています。もちろんこれらのソフトは単体のソフトで1冊の本になるくらい奥が深いソフトです。すでにバリバリと使いこなしている方には物足りない面があると思いますが、まだ使った事がない方にはかなり参考になります。
iPhoneのアプリといえば、無料か大体500円以下程度の金額のものが多いですが、ビジネス系だと結構高いものも多いですよね。もちろん高い安いの感覚は人によって違いますし、ビジネスで活用するという事を考えるとむしろ安いんですが、個人的には1000円を超えるとポチるのにちょっと躊躇してしまいます。
しかし本書では例えば、
- オフィススイートアプリ Documents To Go - Office Suite 1200円
- プレゼンリモコンアプリ i-Clickr PowerPoint REmote 1200円
- スケジュールアプリ Refills 1200円
- スケジュールアプリ さいすけ 1200円
- タスク管理アプリ Pocket Informant 1500円
- トラッキングアプリ Daily Tracker 1200円
- 名刺管理アプリ WorldCard Mobile 1200円
- 辞書ソフト デジタル大辞泉 2000円
- 辞書ソフト ウィズダム英和・和英辞典 2800円
などの、やや高額な有料アプリのレビューが載っているのが嬉しいですね。
アプリの紹介部分では、かならずQRコードが描かれてあって、AppStoreからいちいち検索しなくてもいいようになってるのも嬉しい。似たような名前のソフトがたくさんあって「ムキーーーーー!」ってなることありますからね。
iPhone4やiOS4にも対応していますので、仕事に活用しようと新しくiPhoneを購入した方に最適な一冊です。
(聖幸)
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