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ランニング履歴データを分析して、ケガのタイミングを事前予測する方法

猛暑続きの毎日、屋外でのフルな運動は、もうしばらくおあずけにしたほうがよさそうですが、8月1日から「東京マラソン2010」がランナーエントリーをスタートするなど、ジョガーさんの新しいシーズンはすでに始まっています。そこで、こちらでは、新シーズンにあたり、改めてご自身のジョギング履歴をじっくりと見直し、ケガを未然に防ぐ方法をご紹介しましょう。

ブログ「Meandering Me-Dos」では、ケガのタイミングを事前に予測する手段として、ジョギング履歴データを用いて、自分のジョギング傾向を分析することを、勧めています。ポイントは、すべての履歴を比較可能になるよう算出しなおすこと。たとえば、5キロ走ったときのタイムは、10キロよりも当然短くなるわけですが、これら、まちまちな走行距離とタイムを「調整」するのです。

リーゲル・タイム(Riegel time)」といわれるこの調整用の計算式は、以下のとおり。

リーゲル・タイム = [走行タイム]×[(基準となる距離)÷(実際の走行距離)]^1.06

たとえば、5キロを20分で走った場合、10キロの「リーゲル・タイム」は、20(分)×(10キロ÷5キロ)^1.06=41.7分(41分42秒)と計算されます。

実際、この筆者が自身の記録を「リーゲル・タイム」で調整後、グラフ化した様子がこちらです。

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彼はこれまでに、2009年2月の「ランナー膝(ITBS)」と2010年6月のアキレス腱を痛めたときの2回、ケガをしているそうですが、いずれも、好調時のすぐ後にケガが起きていることがわかります。トレーニングするにつれ、スピードも速くなってきますが、一方で、カラダの疲れが徐々に溜まってくるもの。そんなとき、ちょっと無理をしてしまうと、ケガにつながってしまうようです。

「無理しすぎるとケガをする」というのは当たり前のことですが、今、自分は好調期なのか? 不調期なのか? は、感覚だけではなかなか正しくつかみづらいもの。日々の履歴をデータ化して、トレンドを見てみると、周期的な「波」が事前に予測でき、「無理をしない」、「少し、軽めのトレーニングにする」といった具合に、ケガを未然に防ぐ心がけや、工夫ができそうですね。

ジョギングでケガをしないためのコツとしては、「歩きを挟む」とか「ハダシで走る」といったものも、提唱されています。ジョガーの皆さんは、くれぐれも無理しない程度に、走ることを楽しみましょう。

Predicting running injury by analyzing my normalized running times [Meandering Me-Dos]

Adam Dachis(原文/訳:松岡由希子)

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