特集
カテゴリー
タグ
メディア

食べる量を視覚的に捉えることが、食べすぎ防止の基本

ついつい食べすぎてお腹がパンパン...。私たちは、満腹度合いを、実際、どうやって測っているのでしょう? このテーマについて、興味深い研究結果が明らかになっています。

心理学系ブログ「MindHacks」では、「ヒトは食べる量をどうやって測っているのか?」に関する研究結果を紹介しています。

心理学者Benjamin Scheibehenne氏は、暗闇レストランでランチの実験(英文)をしました。被験者の半数にはレギュラーサイズを、残りの人々には大盛りサイズを、それぞれ本人にわからないように食べさせたところ、いずれのサイズでも、満腹感はほとんど違いが見られなかったとか。一方、同様の料理を、明かりのある状態で与えてみると、より早く満腹になり、食べる量も少なかったそうです。

この結果から、Scheibehenne氏は、「ヒトは目の前にある量をベースに、満腹感を測ることができる」と考察。食べることに集中することが食べすぎを防ぐと説き、たとえば、テレビを観ながら食事をするといったような「ながら食べ」は、食べすぎの元と指摘しています。

また、中国の研究者によって実施された2005年の実験(英文)でも、同様のことが明らかになっています。被験者に、自動的に注ぎ足されるボウルでスープを食べさせたところ、実際に食べた量がわかりづらいからか、通常のボウルよりも、75%も多くの量をとったそうです。

満腹になるまで食べると、たいてい食べ過ぎてしまうもの。自分の満腹中枢に頼るのではなく、自分の食べている量を客観的に視覚で捉えることが、適正な食事コントロールの基本のようですね。

ちなみに暗闇レストランは、食べる量が視覚で捉えられないという面はあるものの、視覚に頼らず、五感をフルに活かして食事を楽しめるとして、日本でもひそかなブームになっているとか。ご興味のある方は、「クラヤミ食堂」さんの動画で、この不思議体験をちょっと覗いてみてください。

Dark Restaurant Alters Appetite and Eating [Mind Hacks]

Jason Fitzpatrick(原文/訳:松岡由希子)

swiper-button-prev
swiper-button-next