特集
カテゴリー
タグ
メディア

KY(声に出して読む)は、物事を記憶に残しやすいらしい

シーンとした図書館やオフィスでモゴモゴと独り言...。これはちょっと勇気がいりますね。しかし、最近の研究結果では、声に出して読むと、物事が記憶に残りやすいことがわかったそうです。

心理学系専門誌「Psychology Today」では、『Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition』(2010年10月号)に掲載されている、Colin MacLeod氏らの研究レポートを引用し、声に出して読むことが記憶アップにつながる、と述べています。

この研究では、被験者にワードの一覧表を渡し、一覧に記載されているワードの半分は黙読で、残りの半分は声に出して読ませたところ、声に出して読んだワードのほうが断然、記憶に残っていたことが、わかったそうです。とはいえ、単に読むことだけが記憶に役立つ、というわけではありません。実際、全部声に出して読むと、全部黙読するのと同じくらい、記憶に残らないそうです。

では、どのようなことが記憶アップにつながっているのでしょう?

記憶を助けるポイントのひとつは、他のものとの区別。ワードのリストにひとつだけ鳥の名前が入っていて、他はすべてスポーツの名前だったとしたら、鳥の名前は記憶しやすいはず。このように、一団の中での「変わり者」は、他のものと区別しやすいので、記憶につながるのです。ゆえに、この研究の場合、声に出すことで、声に出さないワードと区別ができ、これによって記憶に残りやすいというわけですね。

この研究結果を応用し、キーワードや重要なポイントだけ声に出すと、記憶に残りやすいかもしれません。実際に声に出すのは、はばかられるというときは、ささやきレベルでも効果があるそうですよ。資格取得対策などの勉強法に、ちょっと取り入れてみてはいかがでしょう?

Say it loud: I'm creating a distinctive memory. [Psychology Today]

Erica Ho(原文/訳:松岡由希子)

swiper-button-prev
swiper-button-next