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「クセがなかなか治せない理由」を脳の動きから探ってみた

英ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン「Wellcome Trust Centre」の研究チームは、被験者に「テニスボールがinか?outか?」をジャッジさせる、ビジュアルテストを実施。in/outのいずれかを「デフォルト」とし、1回ごとに「デフォルト」だったらそのまま、「デフォルトでない」場合は指を動かしキーボードを押させたところ、ジャッジが微妙なときは「デフォルト」を選びやすいという傾向が見られたとのこと。つまり、確信がもてない場合、あえて変えない、何もしないことを選択しがちということのようです。

では、このとき被験者の脳では、何が起こっていたのでしょう?研究チームによると、「デフォルトでない」判断をする際、前頭皮質(PFC)と視床下核(STN)と呼ばれる、中脳のある部分との接続が活発になるという、特徴的なパターンが認められたそう。前頭皮質(PFC)は、意思決定と自律をつかさどる部分である一方、視床下核(STN)は、動作を促すための重要な箇所だといわれています。

両者の関連については、まだ明らかではありませんが、前頭皮質が視床下核の動作を促し、活発化させているのではないかとみられています。つまり、デフォルトでない行動をする場合、さらなるモチベーションや自信が必要というわけです。

この脳の動きは、「クセがなぜ、なかなかやめられないのか?」という謎を解き明かすヒントに...。ヒトは「なぜ変えなければならないか?」がわからないと、「変える」という選択が正しいのかどうか確信できず、結局、もとの動作に戻ってしまうということのようです。言い換えれば、自分を変えるためには、その理由を自分にきちんと理解させることが重要ともいえるでしょう。

いよいよ4月。新しい年度の始まりです。ライフハッカーアーカイブ記事「悪習慣を断ち切るための29のコツ」などを参考に、長年「気になるな~」と思いながらなかなか止められなかった習慣を変えてみるのはいかがでしょう?また、この研究結果の詳細についてはこちらのドキュメント(※PDFファイル)で詳しくどうぞ。

Why Habits Are Hard to Change (And Printers Hard to Buy) [Psychology Today]

Adam Pash(原文/訳: 松岡由希子)

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